地獄坂と日常
小樽の景色は素朴で穏やかな日常が見える、ただし「目を向けようとすれば」。 『地獄坂』、初めて目にした時は驚いた。登れるものなら登ってみろと言わんばかりの地獄坂の標識がある。ここがスタートか。先の見えない坂を前に、商大とい…
小樽の景色は素朴で穏やかな日常が見える、ただし「目を向けようとすれば」。 『地獄坂』、初めて目にした時は驚いた。登れるものなら登ってみろと言わんばかりの地獄坂の標識がある。ここがスタートか。先の見えない坂を前に、商大とい…
ぽかぽかとした日差しの中でまだ少し涼しい風が吹き、ひらひらと花びらが落ちていく。私は昔から桜を見るのが好きだ。他県と違い5月頃に咲く北海道の桜。全国ニュースではもう取り上げられることのないこの時期に、ひっそりと春を楽しむ…
遅めの授業が終わった日、自習室にこもって勉強した日、みんなでわいわい帰るのもいいけれど、たまには音楽を聴きながら下る坂もいいよね。 空を見ながらゆっくり歩いてみて?もちろん足元にはお気を付けを。 空にはたくさんの星が瞬い…
「私オルゴール作った!」「俺は吹きガラスだよ」 私が中学生の時、小樽へ自由研修に行った。クラスのみんなが集合した時の会話とキラキラした笑顔をよく覚えている。 それぞれ手にしていた作品はどれも職人さんに教わって作ったものだ…
「局薬川岡」と書かれた看板を掲げているモルタル塗りの建物。私が住んでいる令和時代の札幌ではなかなか見ることができない外観だ。 1930年にその名の通り薬局として建設され、小樽市の歴史的建造物に指定されている。現在は、(旧…
大福の粉が口の周りについている。君はおいしいねと僕に笑顔を振りまく。いつもはあんなに身だしなみに気を遣っている君が、ほら、服にまで粉がついてしまっているじゃないか。 せっかくお気に入りのワンピースを着てきたのだろう?大福…
チリンチリン。優しい風鈴の音色が小樽の街に響く。 海を連想させるような涼しげなガラスは、街と調和している。 小さい頃から、家族で小樽へ行くといつも大正硝子館や北一硝子に行っていた。歴史情緒あふれる建物の中に広がる、幻想的…
小樽駅前からの眺めが好きだ。 私は、この春小樽商科大学に入学した。そして、小樽での一人暮らしが始まった。海のない街で育った私は、小樽に来てすぐ、小樽駅を出て一歩目、海を一望できるあの景色に一瞬で取り込まれてしまった。 一…
1981年に小樽商大に入学した僕ら5人の軽音楽部同期連中も、ついに還暦を超えた。本当は、去年みんなで集まってお祝いする予定だったが、コロナの影響でそれは果たせずにいた。 が、今年、ついにその会を実行した。 それも、小樽一…
中野植物園は110年を超える歴史を持つ私設植物園だ。小樽駅からバスに揺られて20分程、清水町の住宅街にそれは突然現れる。 2015年に北の造園遺跡に認定されるなど、高い評価を受けているこの植物園だが、訪れる人は1日平均約…
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