思い出の小樽運河
私は小さいころ祖父とよくドライブをして観光を楽しんでいた。その中でもよく訪れていた町が小樽である。祖父が札幌に住んでいたということもあり、近くて観光地として有名な小樽に何回も連れて行ってくれた。そして私が毎回最も楽しみ…
私は小さいころ祖父とよくドライブをして観光を楽しんでいた。その中でもよく訪れていた町が小樽である。祖父が札幌に住んでいたということもあり、近くて観光地として有名な小樽に何回も連れて行ってくれた。そして私が毎回最も楽しみ…
私にとっての小樽の思い出は、家族や友達と旅行で訪れて、とんぼ玉を作ったり、海鮮丼やあんかけ焼きそばを食べたりといった程度だった。 観光地としての小樽しか知らなかった私が、大学に通うためにほとんど毎日小樽に行くようになって…
小樽と聞いて真っ先に僕が思い浮かべるものはガラス細工だ。 僕は生まれも育ちも札幌で、数える程しか小樽に立ち寄ったことはない。その数少ない経験の中で、ガラス細工は最も印象深いものだ。 一度、修学旅行で小樽に行ったことがある…
小樽で、海の広さを知った。 父は忙しい人だった。朝早く家を出て、僕が床に就いてから帰ってくる。家族だけど、よく知らない。僕にとって、父は不思議な人だった。 そんな僕にも、父と一緒に過ごせる時間があった。日曜日、週に一度、…
チリンチリン。優しい風鈴の音色が小樽の街に響く。 海を連想させるような涼しげなガラスは、街と調和している。 小さい頃から、家族で小樽へ行くといつも大正硝子館や北一硝子に行っていた。歴史情緒あふれる建物の中に広がる、幻想的…
中学校1年生の夏、父親と二人で小樽旅行をした。普段は単身赴任で本州に住んでいるため、一年に数日会えるかどうかという存在の父である。 そんな父と最初に訪れたのが『小樽浪漫館』だった。このお店は明治期に銀行だった建物を再利用…
テトラポットの手前で子供たちが水遊びをしている。 「小樽」と聞いて、私が1番最初に思い浮かべる情景だ。 小学生の頃、夏に家族でよくドライブに行った。行き先は決まって小樽。 手稲、銭函を越え、小樽駅のほうへ差し掛かると、父…
小樽が歴史に囲まれ、共生していることを知ったのは中学2年生の時だ。 宿泊研修で、僕と数人の友達は小樽とんぼ玉舘という所を訪れた。入口は壁一面に草が生い茂っていた。まるでお化け屋敷のような不気味さをもっていた。 だが一度中…
昔の話をしよう。私がまだ小学生で、小樽に引っ越してきて間もないころの話を。 住み慣れた町を離れ、私は不安と寂しさでいっぱいだった。そんなとき、和菓子好きの母に手を引かれ、街歩きのついでに新倉屋を訪れることになった。 店に…
天狗山の山頂へのぼった先には、私のお気に入りの場所であるシマリス公園がある。 そこには、たくさんの小さなリスが、草むらのうえを自由に駆け回っている。入園は無料で、リスたちを眺めることはもちろん、園内で売られているヒマワリ…