無秩序と坂
19%の標識を見たのは夜中の3時頃、無秩序な坂の上だった。 ろくに整備もされていない激坂に、無理やり作ったような古民家が立ち並ぶ、ある小樽の一角でのことだ。 僕は部活の集まりで、商大とは駅を挟んで逆方面にある小さな古民家…
19%の標識を見たのは夜中の3時頃、無秩序な坂の上だった。 ろくに整備もされていない激坂に、無理やり作ったような古民家が立ち並ぶ、ある小樽の一角でのことだ。 僕は部活の集まりで、商大とは駅を挟んで逆方面にある小さな古民家…
小樽の景色は素朴で穏やかな日常が見える、ただし「目を向けようとすれば」。 『地獄坂』、初めて目にした時は驚いた。登れるものなら登ってみろと言わんばかりの地獄坂の標識がある。ここがスタートか。先の見えない坂を前に、商大とい…
遅めの授業が終わった日、自習室にこもって勉強した日、みんなでわいわい帰るのもいいけれど、たまには音楽を聴きながら下る坂もいいよね。 空を見ながらゆっくり歩いてみて?もちろん足元にはお気を付けを。 空にはたくさんの星が瞬い…
晴天の日。小樽駅の正面から坂の下を見下ろすと、キラキラと輝く真っ青な海が見える。 夏には小樽潮まつりの大きな赤いシンボルも一緒に見える。ああ、小樽だなあ。 小さいころは家族と、中高生時代は友人と。潮まつりの日は、屋台のた…
入船本通り入船陸橋のすぐ脇、北海油脂と入船会館の間に車一台通れるほどの幅しかない急な坂道がある。 この坂を上り左右左と三回直角に曲がると我が家のマンションに到着する。車で登ると自動車教習所のクランクコースのような感じ…
小樽商科大学入学をきっかけに、小樽で一人暮らしを始めた。 高校まで札幌で暮らしていた私にとっては、外に出れば海や山が間近に見えるというのは、新しい感覚であり驚きだ。 しかし、海と山を大きく凌ぐほど驚くのは、とてつも…
小樽と言えばどういうことをイメージするでしょうか。歴史ある街だったり、オルゴールやガラス細工、海鮮丼が有名だったりといろいろなことが挙げられます。 ほぼ毎日小樽に通っている商大生なら思うことは、観光客が多く、そして何…
小樽運河に向かって観光地として栄える堺町通りを散策していると「ふうど館」の向い側の崖に沿って勾配20度の急な坂が見えてくる。それが見晴らし坂である。 この見晴らし坂を登った先には、かつて海運業で財を成した板谷邸という…
これは、春から商大生となり、10年ぶりくらいの小樽来訪となった私が、初めて小樽で撮った写真である。 小樽の代表的な観光地である運河でもなく、たくさんあるお菓子屋さんでもなく、急な地獄坂でもなく。とある場所で、春に咲く…
小樽は坂のまちだ。そのため面白い構造をした建物が数多くある。 僕の実家は平野部にあるので、坂の町小樽でひとり暮らしを始めてから数々の不思議な体験をしてきた。 例えば僕が通う小樽商科大学。食堂や購買がある学生会館は、…