Pilsner,Dunkel,Weiss

beer_pub

タイトルにピンときた方はきっとビール党なのでしょう。
この記事を書いている私もその一人です。

小樽には周知の通り運河があり、脇には多数の倉庫が立ち並んでいます。
その中の一つ、びっくりドンキーの隣に、小樽倉庫No.1があります。

ビールが好きでよく友人と飲みに行く私にとって、小樽倉庫No.1は飲み屋という認識でした。
しかし公式サイトを見てみるとどうやら少し違うようで、

「小樽ビール醸造所の中に、ビアパブとして小樽倉庫No.1が存在しているのです。(小樽倉庫No.1 HPより)」

とありました。
ビールが好きと豪語しながら、小樽倉庫No.1を飲食店と思い込んでいたなんて、ビール党としてあるまじきことではないか!
そう考えた私は大学生活3年目にして初めて、醸造所見学に行ってまいりました。

店内を見回してまず目に入るのは、大きな仕込み釜。
こういう釜の中でビールが作られているんだなぁとぼんやり思っていましたが、見学の最中に中を覗かせてもらうと、現役で使われているもののようです。
施設の心臓とも呼べるこの巨大な仕込み釜が稼働していると考えると、自分たちがいるところはビアパブではなく正真正銘の醸造所という気がしました。
時間はおよそ20分、見学料は無料で、なんと発酵前の麦汁の試飲が出来ます。
醸造所でなければまず出来ない体験ですね。

ところで、このビアパブは開放的な作りが印象的です。
長机にずらっと並ぶ対面型の座席と、仕込み釜を円形に囲むカウンター席、そして夏季には運河のせせらぎを間近で感じられる外のテラス・・・。
周りの人の談笑につられて自分たちまでもが笑顔になってしまう、そんな店内の作りが小樽倉庫No.1の醍醐味と言えるでしょう。

雰囲気の良いレンガの倉庫で味わうビールは格別です。
小樽倉庫No.1でしか作れない思い出を、是非。

(善)