二楽園

nirakuen

先日、愛犬の散歩で久しぶりに二楽園に行ってきた。ここは小中高世代の8年間すぐ近くに住んでいたので、庭のように遊んでいた場所のひとつだ。

最初に訪れたのは、緑町からここに引っ越してきた時、母親、姉と三人でどんなところかと散歩に出かけた時だった。ブランコ、滑り台等一通りの遊具があったのは普通の公園と同じなのだが、なんといっても最大のインパクトは、公園内に流れる小川(松ケ枝川)に滝があることだった。

○○の滝と称するほど落差や水量のある滝ではないので、
「この滝、大したことないや」
というのが、最初の感想かと思い出している。

緑小学校での遠足がこの公園だったことがある。朝学校に集合し、普段の帰宅コースが遠足コースになり、その帰りはサラリーマンよろしく直帰したというというなんともなあ、という体験をさせていただいた。

昔は写真の入口門柱の左右それぞれに「最上公園」「二楽園」と表示されていたのだが、いつからか公園名は、ご覧のようにひらがなで「もがみ公園」となり、その門柱にもなぜかそれが消された痕跡がある。なにか地域の事情があったのだろうかと、推察したりしている???

小樽の人気ブロガーで、おたるくらしライターの一人でもある小梅太郎さんも、この二楽園について書いている。個人の庭園から昭和33年(1958年)に小樽市に寄贈された件など、私の知らなかった事がくわしく記載されている。ぜひお読みいただきたい。

当時、最上公園をどうして二楽園と呼ぶのかと、中一の時に、最上町に住む友達に聞いたことがある。その友達は、三段になっている公園構造から、下から一楽園(小グラウンド)、二楽園(遊具のある所)、三楽園(滝のある所)と最上小では言っていた、と言っていたが、それは無いだろうとは思っていた。
前述小梅太郎さんのコラムで二楽園の詳細がわかりほっとしている。

小樽市のHPによると、小樽市管理の公園は、街区公園、近隣公園、地区公園、総合公園、緑地の5分類に分かれている。

ここは近隣公園に分類されているようだ。細分化の詳細はわからないが、二楽園→最上公園→もがみ公園の歴史変遷は、しっかりと語り継いでいただきたいものだ。

(斎藤仁)