眺めのよい平磯公園は小樽市重要眺望地点

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小樽は海に面して、周囲を山で囲まれた坂の街なので、様々な場所から街と海を眺めることができ、それがまた、小樽らしい風景になってます。

その小樽の眺めのいい場所のいくつかは、市から「小樽市重要眺望地点」として指定されていて、案内板も設置されてるんですよね。

正式に何カ所が指定されているのかは分からなかったのですが、水天宮・天狗山山頂(第2展望台)・手宮公園(手宮緑化植物園)・平磯公園・旭展望台・毛無山といった所が指定されているようです。

そして、今回紹介するのがそのうちのひとつ、平磯公園です。

JR小樽築港駅の南側の高台にある平磯公園は、交通の便はよいとはいえないので、近隣に住んでいなければなかなか行く機会がないのですが、だからこそともいえそうな、いい眺めを楽しめるんですよね。

標高約70mというこの場所からは、眼下には小樽築港駅にウイングベイ小樽、観覧車(現在は動いてはいません…)、小樽港マリーナが見え、その先には左手の市街地から続く小樽港が広がり、さらにその向こうは手宮・高島方面まで眺めることができます。

市街地や港を東側から見るその眺めは、小樽らしい街と海を眺める風景ではあるのですが、天狗山や旭展望台などからの見慣れた風景とは違う角度なので、ちょっと新鮮な眺めかもしれません。

ちなみに、平磯公園のある高台はその先は海へと続きますが、ここが平磯岬で、公園からさらに海に近い平磯岬の高台には、小樽市指定歴史的建造物で料亭・温泉旅館の鰊御殿・銀鱗荘が、その優雅で堂々たる姿を見せています。

そうそう、本当は桜の季節に紹介できればよかったのですが、平磯公園はソメイヨシノやエゾヤマザクラ、ヤエザクラが約100本咲く桜のスポットとしても人気なんですよね。そして、公園内には広場やグラウンドもあります。

私はまだ見たことがないのですが、ここ平磯公園から見る夜景や花火も、きっと綺麗でしょうね。機会があったら、見に行ってみたいです。

写真:小梅太郎の「小樽日記」

(小梅太郎)