一年最初の思い出

sumiyoshijinjya_shrine

小樽にはたくさんの神社がある。その中でも一番大きくて有名である住吉神社。
一年の始まりはやっぱりここで迎えたい。

最初に訪れたのは大学二年生の元日だった。寿司屋のアルバイトが終わって、仕事の仲間と初詣に行った。
歩いて行き辿り着くと、そこには道内最大の木造社務所が待っていた。
昭和初期から地元の方に愛され続けている神社である。そこで新たに迎える一年のスタートを切る。
おみくじを引くと大吉だった。嬉しくてアルバイトの疲れなんか忘れられた。
それもあってかこの神社には愛着を持っている。

実は大学一年生の初詣には札幌にある北海道神宮へ行った。
その時は歩くのが困難になるほど人が溢れかえっていて盛り上がっていた。
若者が多く騒がしい印象。自分には合わなかった。正月くらいのんびりしたい。

しかし、この神社は違う。ゆっくりと楽しむことができる。
昭和に建てられた当時の姿のままそびえ立つ建物から、古き良き空気を感じることができる。
若者も確かにいるが、小樽に住むおじいちゃん、おばあちゃんも参拝に来ている。
小さなお子様をつれた家族もいる。そんなのんびりとした雰囲気を味わうことができるここが好きである。

毎年開催される住吉神社祭にも参加している。
大学の友達とお酒を飲んだり、かき氷を食べたり、りんご飴を食べたりした。
鶏肉のステーキを注文したとき、「商大生でしょー?いっぱい食べて頑張るんだよ!」と言って、
大盛りにしてくれた。なんてやさしい人達ばかりなんだ、と思うことがよくある。

ストラックアウトをし、景品をもらった。パーフェクトまであと一歩だった。
それを見ていた小学生にあげると、「お兄さんありがとう!」と、なんとも嬉しそうな顔で言われた。
そう言われると自分も嬉しくなった。

また来年も初詣にはここに行きたくなる。いや、行く。地元の方の温かさと歴史深い雰囲気がたまらない。
そこに行けばそれを感じられる。だからこそ愛され続けているのであろう。

(謙)