天狗山ケラン

treehouse

今年もまた、スキーの季節がやってきました。
私はスキーをしないのですが、冬休み中は、スキースクールに通う息子と娘を山まで毎日送っていきます。天気のいい日の天狗山からの眺めは本当に素晴らしく、小樽の宝だなぁと、しみじみ思います。スキーヤー以外の外国人観光客も、この景色を眺めるため大型バスでぞくぞくとやってきて、ロープウェイで山頂まで登っています。
また、最近は、世界的にスキーリゾートとして有名になったニセコから、滞在中に天狗山まで足を伸ばす外国人スキーヤーもいるようです。天狗山の素晴らしい景色や、「天狗で滑れればどこの山でも滑れる」と言われる程難しくエキサイティングなコースも、気に入ってもらえればいいですね。

今年になって、天狗山の駐車場のあたりにある大きな木に、ツリーハウスが出来ていることに気づきました。グリーンに赤のアクセントが映える、素敵なおうちです。ツリーハウスって、見るだけでわくわくしませんか。男の子が自分だけのツリーハウスの夢を語る、佐藤さとるさんの有名な絵本「おおきなきがほしい」を思い起こさせます。

このツリーハウス、2年半ほど前に天狗山にオープンした「カレー&カフェ CELAN」が作ったそうです。夏には、ツリーハウスに続くウッドデッキでご飯を頂くこともできるそうです。
「CELAN」という店名は、お店の場所に元々「ELAN」というスキー学校があったそうで、その名に「CURRY」の「C」をつけ、加えて、アイヌ語で「ケラーン」は「美味しい」という意味があるので、それもかけているということです。
一番のおすすめは、「ほろほろチキンと野菜のスープカレー」だそうですが、キッズプレートもあり、子ども連れでも楽しめるでしょう。

また、雪が溶けると店舗前にスケートボードのコースが出現します。これは「小樽の若者の遊ぶ場所を作ろう」と店員や小樽のスケートボーダーが雑木林の草を刈り、重機で造成するなどして作り上げたそうです。

「山を盛り上げたい」という想いを持って営業している素敵なお店です。ぜひ、一度足を運んでみてください。

(川)