車で天狗山山頂へ

tenguyama_road00

小樽の天狗山と言えば、市街地と小樽港を一望できる山頂からの眺めがとてもよく、冬のスキー場としてはもちろん四季を通して市民に親しまれ、観光客にも人気のスポットです。

その天狗山の山頂に上るには、まずは市街地をゆっくり眺めながら上る「天狗山ロープウェイ」が観光客に人気です。
また、登山道があるので、景色を眺めながら山頂までちょっとした登山を楽しむ市民も多いのではないでしょうか。

そして、もうひとつが今回紹介する、車で山頂まで行く方法です。
まあ、一番楽する方法なんですが、これがなかなか途中が良い眺めなんです。

車で天狗山山頂に行くには、最上町の坂を上って塩谷方面へ抜けることのできる、小樽環状線という道路をまずはひたすら上っていきます。

途中の中央バス最上線の終点も過ぎて、周囲に民家がなくなってきたところで、小樽環状線から分かれて更に山に入っていく道路、市道天狗山観光線に入ります。
余談ですが、その分かれ道のすぐ先には、北照高校の野球場があります。

さて、ここから天狗山山頂へさらに車を走らせるわけですが、大きくカーブしながら坂道を上っていくと、先ほどまで街中にいたのが不思議なくらい、周囲には木々が立ち並び、それこそまさに自然溢れる山の中といった風景になります。

ある程度上りきった中腹には、キャンプ場やパークゴルフ場等の施設のある「おたる自然の村」があります。

ここまで上ってきた道路、天狗山観光線はおたる自然の村から一旦真っすぐと続く下り坂となり、そして山間を縫って山頂へと上っていくのですが、このあたりの眺めがまた、普段は見ることない自然の天狗山の景色なんです。

天狗山の眺めといえば、普段は天狗山スキー場としてコース整備された、正面の様子を街から目にすることが多いので、鬱蒼とした自然の状態の眺めはとても新鮮で、当然と言えば当然なんですが、改めて天狗山が“山”なんだということを確認してしまいます。

そして、天狗山山頂に到着ですが、実は天狗山観光線に入ってから山頂まではものの5分程度と短い距離なんです。
ただ、市街地からすぐのところに、こういう自然溢れる山の中を通る道路があるというのも小樽ならではですよね。

ただし、運転する方は脇見運転に注意してくださいね。

天狗山山頂では素晴らしい眺めの他,夏には天狗山スライダーやシマリス公園などもあって楽しむことが出来ますので、ドライブがてら行ってみてはどうでしょうか。

※冬期間は雪のため通行止めになってます。

(小梅太郎)