雪景色の小樽運河を眺める

冬の小樽運河をじっくり眺めたことはありますか?

人気観光スポットの小樽運河ですが、冬もまた、この時期ならではの魅力がありますよね(実は小樽市民より、観光客の皆さんのほうがその魅力をご存知かもしれませんね)。

当然、運河ですから海沿いです。風は冷たく、冬はかなり寒いです。
雪のない季節であれば、多くの観光客の方々が、のんびりと運河沿いを散歩する姿を見かけますが、さすがに冬の間はその数も減り、皆さんの足取りも早くなっているように見えます。

四季折々の表情を見せてくれる小樽運河ですが、冬の風景を改めて見てみると、運河に沿った散策路は雪で白く縁取られ、対岸の倉庫群の建物には雪が積もり、屋根からはツララが下がっている、その様な光景がキリッとした空気の中、何だかとても美しく見えるんですよね。

そうそう、寒い日にタイミングが合えば、運河の水面に氷が張った様子も見ることができるかもしれません。その光景は、ちょっと珍しくもあって、普段とは違った運河の姿です。

そして、冬の小樽運河といえば、周囲の灯りが映し出す夜がまた綺麗なんですよね。

今年(2017年)は、1月いっぱいはイベント「青の運河」で、青色LEDのイルミネーションが夜の運河を幻想的に照らし、2月3日からの小樽の冬の風物詩「小樽雪あかりの路」では、散策路ではロウソクが暖かく灯り、浮き球キャンドルがゆらゆらと水面を照らす様子が楽しめます。

小樽の冬は寒くて厳しいですが、小樽運河には冬もたくさんの観光客が訪れてくれてます。

浅草橋街園は運河の撮影スポットになっていますが、ここには温度計があって、観光客の皆さんにとっては温度計のマイナス表示も思い出になるようで、温度計をバックに記念撮影をしている姿もよく見られます。

そうです。この寒さも小樽の姿なんですよね。
まだ冬の小樽運河に訪れたことのない方、思い切って出かけてみてはいかがでしょうか。なかなか素敵な眺めが見られますよ(あっ、もちろんお出かけの際は暖かな服装で)。

写真:小梅太郎の「小樽日記」

(小梅太郎)