冬の準備は万端?〜冬囲いの話

fuyugakoi

秋の紅葉の季節も過ぎ、初雪も降り、小樽も間もなく長く厳しい冬を迎えるわけですが、本格的な雪の季節を前に、色々とやることってありますよね。冬の準備ですね。

コートやセーターなどの冬物衣類を出して、ストーブの準備をして、車のタイヤ交換をして、ガーデニング用品など家の周りの物を片付けて、雪かき道具や除雪機を整備して、などなど…

そんな冬の準備のひとつに、樹木を雪や寒さから守るための冬囲いがあります。

秋も深まると、各家庭で冬囲いの作業が行われますが、大きな庭にたくさんの庭木を植えている家庭ですと、業者さんが作業していたりして、立派な冬囲いが施されているのも目にします。

樹木の周りに竹や丸太を立てて、縄で縛ったりむしろやネットで覆う、そんな冬囲いの光景自体が、これから来る冬を思わせる北国の眺めですよね。

我が家にもツツジの木が数本あるので、見よう見まねで毎年、自分でグルグルっと縛って冬囲いをしています(なかなか上手くできませんが…)。

木々の多い公園、例えば小樽公園なんかでも、あちこちの樹木にしっかりと冬囲いが施されていますが、ちなみに今回掲載している写真は、その小樽公園のツツジの木の冬囲いの様子なんです(10月末に撮影)。

冬を前に、背の低いたくさんのツツジたちがシンプルに縄で縛られ、冬を迎える準備がされています。

背の低いツツジたちは、今もちょっと斜めになってますが、これが雪解け後には、雪の重みでさらに斜面に沿って斜めになり、みんなが揃って同じ方向に傾くんですよね。その様子がなんだかユーモアがあって可愛くて、毎年春に見に行くんです。

各家庭の大切な樹木もこの時期に冬囲いで守られ、長い雪の季節が過ぎた後、春に元気に芽吹いてくるのを楽しみに待つことになりますね。

おっと、まだ冬も迎えてないのに、春の話をするにはちょっと気が早かったですね。
まずは皆さん、厳しい冬を迎える準備は万端ですか?

写真:小梅太郎の「小樽日記」

(小梅太郎)