こってり
ラーメンはあっさり派ですか、こってり派ですか。
ラーメンの好みの談義って、皆一度はしたことのある話ではないかと思います。
ちなみに筆者はこってり派です。
一人暮らしをするうちに、自然と味の濃いものを好むようになってしまいまして。
塩分過多というワードを、思わずインターネットで検索してしまう今日この頃です。
私の嗜好の話はさておき。
小樽にはたくさんのラーメン屋さんがありますが、こってり派の方には是非、あっさり派の方にも一度は味わっていただきたいラーメンがあります。
花園の飲み屋街の一角に佇むお店、「楽々亭」。
営業時間は21時から翌朝5時までとなっています。
まさに「飲み終わりの〆のラーメン」にぴったりなお店ですね。
フジテレビの「バイキング」という番組で放送されましたので、名前を聞いたことのある方も多いかもしれません。
冒頭のインパクトのある写真が、お店の売りのとんこつラーメンです。
私は食の評論家などではないので普遍的な感想しか言えないのですが、美味です。とても。
メニューにはあっさりラーメンもありますので、「こんなにこってりしたのはちょっと・・・」といった方はどうぞあっさりをお選びください。
大学のサークルの先輩に連れて行ってもらったのがきっかけですので、初めて訪れたのは大学1年の時、それ以降度々訪れています。
当時は、初老の男性と若い男性のお二人で経営されていて、厨房には常にお二人の姿があったのですが、ある時、(大学2年の途中くらいかしら)、若い店主さんだけが立つようになりました。
直接尋ねる勇気が出ず悶々としていたところ、隣にいたお客さんが「相方は」と問いかけ、どうやら体調を崩されたということを耳に挟みました。
驚いたのは、この日3人ものお客さんが同じ質問を店主さんに投げかけたことです。楽々亭には地元の常連さんがたくさんいて、ラーメンの味だけでなく、2人の店主さんごと、お店を愛しているのでしょう。
初老の店主さんのその後はわかりませんが、今は若い店主さんがお一人で営業されています。いつまでも、美味しいラーメンでお客さんを幸せにしてほしいものです。
(善)
※本記事は2015年2月に執筆されたものです。