お墓参り
暑かった今年の夏も、もう終わりですね。
夏のイベントと言えばお盆、そしてお墓参りですね。
皆さん、今年の夏もお墓参りに行かれましたか?
お墓参りは御先祖様を供養する大切な行事です。
いつまでも大切にしたいものです。
かくいう私は、当然のことながら毎年必ずお墓参りに行きます。
いやいや、正直に書くならば、生れてから2度ほど行かなかったことがあるのですが、1度目に行かなかった翌年に「浪人」、2度目に行かなかった翌年に「留年」と、ご先祖様を怒らせてしまったのか、2度とも良くないことが起きてしまったので、それ以来欠かさずお参りに行っております。
なので、私のお墓参りは、ゲン担ぎに近いものがあるかも知れません。
が、それでもいいんです。
小樽生まれの嫁さんと結婚して25年が過ぎました。ご先祖様を大切に思う気持ちは嫁さんも同じであり、結婚してからは嫁さんの方のお墓参りも毎年欠かさず行っています。
が、結婚して初めて小樽のお墓参りに行った時は、ビックリしましたね。
いやいや、お墓にビックリしたわけではないです。
お墓の立地にビックリしたんです。
皆さんご存知の通り、小樽は坂の街です。
それはつまり、平地が少なく、いたるところに山があるということです。
だから、斜面に家が建っていることなんて、小樽ではごく普通のことです。
そして、それはお墓にも当てはまるんですね。
初めてのお墓参りで墓地が見えてきた時、僕は思いましたね。
「えっ、マジか!」
もうね、山のふもとから、はるか向こうの山の上までお墓が建っている。
一番上にあるお墓なんて、山頂に近い。
もう、これは登山ですよ。
初めてのお墓参りだったので、お墓がどこにあるか知らない僕は、これを見てそれ相応の覚悟を決めました。
が、幸いなことに、嫁さんのご先祖様のお墓は、山のふもとにあったので、あの厳しい山を登ることはありませんでした。
が、あの山の上にあるお墓へお参りする人は、どうやってお墓まで行くのでしょうか。
車で登っているのを見たことがないので、やはり、歩いて登るのだと思います。
真夏の暑い時期に、お墓参りに厳しい山を登る。
こういったところも、小樽ならではの、実に小樽らしい光景だと思いますね。
そして、同時に思います。
小樽人、スゲー。
(みょうてん)