晴天の祝津に来たならパノラマ展望台へ

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6月上旬に「おたる祝津にしん群来祭り」が祝津前浜で開催されましたが、ここ数年、祝津は色々とイベントが開かれていて、活気があって面白いんです。

元々、祝津にはおたる水族館があるので、昔から市外からの観光客はもちろん、小樽市民にも市内の行楽スポットとして人気ですよね。

さらに、祝津はかつてニシン漁でとても賑わった地区で、現在も歴史的建造物でもあるニシン漁場建築が残っているので、当時の繁栄を今に伝える地区としても興味深いです。

なので、海岸沿いからトンネルを抜けて、海を右手に見ながら祝津地区に入ると、小樽市内ではあるのですが、何だかちょっと日常を離れて観光地に来たような気分になったりもします。

さて、そんな祝津には、やはりおたる水族館へ出かけることが多いでしょうが、もし天気が良ければ、是非、その先の「祝津パノラマ展望台」まで足を伸ばしたいですね。

まあ、天気が悪くてもいいのですが、晴れた日のパノラマ展望台から見る祝津の青い海は、本当に綺麗なんです。そうそう、ここはニセコ積丹小樽海岸国定公園内でもあります。

展望台の場所は、おたる水族館の駐車場へ入る道路をそのまま進み、ホテル「ノイシュロス小樽」へと向かう急な坂道を上っていくと、途中にあります。駐車スペース(約10台)があるので、皆さん車で来ますね。

展望台に立ち、左手の赤岩の崖から日本海を見渡し、正面にはトド岩、そして、右手にはおたる水族館の海獣公園が見え、その先の高島岬の高台には、日和山灯台と小樽市鰊御殿を見ることができます。

ここからの日和山灯台と鰊御殿を見下ろす眺めはお馴染みですが、何気に赤岩方面の断崖絶壁から続く日本海の眺めが絶景なんです。こちら側は、日本海に沈む夕日が見られるということで、カメラマンにも人気ですよね。

もちろん、祝津パノラマ展望台からの眺めは季節を問わず、四季を通して楽しめるので、結局、ここからの景色はいつも素晴らしい!ってことで、機会があったら、行ってみてください。

写真:小梅太郎の「小樽日記」

(小梅太郎)