堺町通り

sakaimachi_dori

小樽にいると様々な国の人々と言葉を交わす機会があるように思います。そういった機会を多く体験できるのは堺町通りなのではないかと思います。外国の人々は小樽市内全域で見かけることができますが、自分には堺町通りに特に集中しているように思えるからです。

この写真に写っているのは堺町通りの風景です。「堺町通り」は、古い商家などを改造したガラス店や洋菓子店などが立ち並ぶ、小樽で一番賑やかな通りです。
写真にはあまり映っていませんが週末には写真に写りきらないほどの人であふれかえるほどです。札幌に開拓使が置かれた明治、そして大正時代からの深い歴史を持つ街です。観光客の中には日本人だけではなく海外から来る人も多くいます。堺町通りには異国情緒漂う建造物もたくさんあるため、外国人が歩いていても不思議と違和感がない気がします。

堺町通りを歩くと、しばしば外国人に道を聞かれることや、おいしいお寿司屋さんを聞かれることもありました。大学一年生の時には、いきなり「エクスキューズミー」とか「アイムソーリー」などと外国人に話しかけられたことや、道が全く分からなかったので、内心ドキドキして「やべーなー、どうしよう」などと考えたものですが、最近では小樽の地理に詳しくなったこともあって、前よりは自信を持って答えることができるようになりました。最近聞かれたときにはつたない英語でしたが返答することができました。

もちろんのことですが、多くの外国人は道がわからないことや日本語がわからないということは当然ですので、そういう風に他人に聞くことは悪いことではないのですが、さすがに英語で話しかけられるとどうしようもありません。英語でもない全く聞き覚えのない言語で話しかけられてしまうとちょっと困ってしまいます。ですがそういったことも含めて貴重な体験だと思います。

ここは観光客だけではなく、そこにもともと住んでいる人たちにも貴重な体験をさせてくれるような場所なのではないかと思いました。

(舜)