クレイジースパイス
クレイジースパイスは、北運河の旧澁澤倉庫裏側にある北海道発祥の食べ物として人気の高いスープカレー専門店だ。
元々はこの旧澁澤倉庫内で創業したのだが、この倉庫建物を東京の大手音響照明機器レンタル会社のサウンドクルーが購入し、ライブシアターゴールドストーンを開店するに伴い、運河側から見て裏側になるスペースに石造倉庫風の建物を新築し、移転したのだ。
私はこのクレイジースパイスに、週2-3回はランチに通っている。ベジタブルカレー・雑穀米・辛さ5番・ノーマルスープが私の定番である。毎回入店すると、ネパール人店長はオーダーも聞かずに、お箸とともにこれを出してくれる。私はスープカレーをお箸で食するのだ。ちなみにカレーライスは普通にスプーンで食す。
スープカレーの野菜は、一般的に単に素揚げした物をトッピングするのであるが、ここの大根は、しっかりとお出汁がしみて絶品の美味しさなのである。
スープとライスが別々にくるスープカレーは、スプーンにライスを少量乗せ、それにスープをくぐらせて食べるのが普通と言われているのである。
しかし、私は、ライスを一気にスープどんぶりに投入し、ライスをスープでしっかりと浸す食べ方をしている。
まずは11種類の野菜をお箸で取って食していく。もちろん最後に食べるのは、前述の大根だ。それから、スパイスの染み込んだライスをどんぶりごとお茶漬けのように食べる。
まあ人それぞれいろいろな食べ方があっていいのだが、同じような輩には出会っていないのが少し悲しい・・・。
クレイジースパイスは、余市の大手印刷会社毛利印刷の毛利公彦社長が経営している。
小樽に加え、札幌、石狩に計4店舗あり、今年令和2年(2020年)6月沖縄にも新規開店している。
札幌市内にはスープカレーをメニューにしているお店が200店ほどあるそうだ。小樽でもクレイジースパイスを含めて数店舗あるのだが、数年サイクルで出店閉店を繰り返している。
そんな中、クレイジースパイスは約20年に渡り小樽市民の胃袋を鷲掴みにしている。
(斎藤仁)
—
※本記事の内容は2020年7月時点の情報に基づいたものです。
—