海を目の前にのんびり一服
銭函駅を出て、道路を挟みすぐ目の前にあるカフェ、しろくまコーヒー。
おしゃれな外観に吸い込まれるように中に入ると、小さな店内で接客をするきれいな女性が一人。お店の奥まで進むと、外へとつながる一枚の扉が。
その扉を開けると、先に広がる青い海に誰もが目を奪われる―――――――――。
シロクマコーヒーは2014年11月、<スキー場でもおいしいコーヒーが飲みたい!>という要望に応えるため、元スキーアルペン日本代表の平澤さんと、地元出身のライフスタイリストMAKIさんの二人が、小樽市内のスキー場「スノークルーズ・オーンズ」で開いたカフェである。
2015年8月、スキーとは打って変わって銭函駅前にリニューアルオープンし、海を眺めながら飲めるコーヒーが話題となり、観光客だけでなく小樽市民も訪れる穴場スポットとなった。
私は入学して1か月経った頃、先輩に、小樽のおすすめスポットとして、しろくまコーヒーに案内された。初めてテラス席に座ったとき、普段JRからしか見ることができなかった海を間近で感じることができ、とても感動したのを覚えている。
私は潮の匂いと少し冷たい海風に心が躍り、カメラのシャッターを何度も切った。しろくまコーヒーの名物であるオリジナル焙煎のエスプレッソをダブルで使った「しろくまラテ」がさらにお洒落な写真を演出する。夕日が沈む時間帯に行けば、青い海がオレンジ色に変わり、幻想的な雰囲気を味わいながら、少し冷えた体を温めるおいしいコーヒーを飲み、ほっと一息落ち着ける空間へと様変わりする。
銭函の町は古き良き街並みの中に、新しいカフェやレストランが入り混じる新鮮で少し変わった町だと感じた。
海を一望できる最高のロケーションに加え、人の温かさを感じる穏やかでのんびりとした空間は、時間を忘れさせ、毎日の疲れを癒す、小樽の魅力スポットだといえるだろう。
変化し続けるこの街に、4年間私は何度足を運ぶことになるのだろうか。
(K・H)
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※本記事の内容は2019年7月時点の情報に基づいたものです。
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