よもと接骨院
写真のよもと接骨院は、平成30年(2018年)7月、緑2丁目第一大通り沿いにオープンした新規の鍼灸接骨院だ。起業が大変な時代、無事1年半を経過したと、院長の代本健吾さんは安堵している。
この代本健吾院長は、アラフォーの元甲子園球児。そして悔しいかなイケメンときている。ここを開業する前、私の音楽イベントスタッフとして裏方を支えてくれたメンバーの一人だったので、よくよく知っている間柄だ。会社員をやりながら、30代から夜間の柔道整復師専門学校、鍼灸師専門学校を卒業し資格取得した苦労人でもある。
開業した緑第一大通り沿いの場所は、古くから紅屋洋品店が営業していた。近所の人たちは、紅屋の後の接骨院と呼び、界隈に住む方々のかけがえのない憩いの場所の一つになっている。
ご近所さんから「紅屋さん」と言われていた店主尾野寺佳代子さんは、年齢を理由に閉店されたのだが、今でも一人でここの2階に住み、毎日元気にカラオケ等アクティブに動き回っている。ちなみに、亡きご主人尾野寺莞爾さんは、私の小樽JC時代の大先輩で、小樽市PTA連合会会長、北海道PTA連合会会長も務められた地域の要人であった。
さて、代本院長であるが塩谷中学時代、余市シニア球団の投手兼内野手として活躍し、乞われて駒澤大学岩見沢高校に進み甲子園の土を2度踏んでいる。甲子園では守備の要ショートストップとして、かの「ひぐま打線」の中軸を担っていたという事だ。
そんな関係で、この接骨院には北照高校の野球部、男女サッカー部、スキー部のアスリートも数多く通院している。代本院長に身体ケアのレクチャーを受けているという事だ。前述部活の専属トレーナーも務めているので、サッカーの試合中倒れ込んだ選手のそばまで白衣をまとい救急箱を持って走ることも度々あるそうだ。試合に戻って大丈夫だとか、担架が必要だとか、瞬時に選手交代等の判断を迫られる事もあるのだと教えてくれた。
また、メジャーリーガー大谷選手のように、肘の腱再建術「トミー・ジョン手術」を日本全国どこでも、中学生のシニア時代に受けて高校に進学する生徒だったり、小学生のうちに手術を受け、中学生でも受け高校入学までに複数回手術している生徒までいるという少年野球界の実態を教えてくれた。
新聞等でプロ野球のピッチャーが肘の手術を受けるとは、よく聞く話題であるのだが、一般の小中高生球児にまで広がっているとは、良し悪しは別にして、傷んだ箇所にサロメチールを塗って終わった私たちの時代とは隔世の感がある。
(斎藤仁)