クリーンサービス

 クリーンサービスは天神2丁目の勝納川沿いにある、ごみ収集業者である。(株)クリーンサービスと書かれたパッカー車をご覧になっている市民の方も多いと思う。

 その昔、ごみの収集は直営と言って、小樽市所有の車両で小樽市の職員が行っていたが、近年、民間にできることは民間での流れの中、小樽市の色々な業務や管理が民間委託となっているのはご存じの通りだ。

 現在、小樽のごみ収集はすべて許可された民間業者が行っている。クリーンサービスはその中の最大手ということになる。

 また、唯一複数のバキュームカーを所有しているということもあり、水洗化されていない地域や家庭、おたる潮まつり等のイベント簡易トイレのくみ取り業務も行っている。

 現社長の高木成一さんは、元小樽市の幹部職員で、私にとっては潮陵高校の先輩、小樽南ロータリークラブでもご一緒させていただき、大変親しくさせていただいている。

 私たちが主催する、おたる浅草橋オールディーズナイト、男の屋台村ライブ、中庭音楽祭、北運河サウンドエナジーの4つの野外ライブのごみ収集も高木さんを通じて、クリーンサービスにお願いして社名の如く、大変サービスしていただいている次第だ。

 毎年、石狩湾新港樽川ふ頭で行われる日本4大夏フェスの一つ、ライジングサンロックフェスティバルが小樽市と石狩市を跨いで実施されている。その小樽市域部分に、なんと全国から集めた800台の簡易トイレのくみ取り業務をこのクリーンサービスで行っている。
 自前のバキュームカーでは足りないので、これも他地域からレンタルし、新港樽川ふ頭と小樽の色内ふ頭にあるし尿処理場まで、オールナイトで約1時間かけてピストン輸送すると言っていた。

 札幌市の手稲山口、石狩市のし尿処理施設の方が色内ふ頭より近いのであるが、市域内で出た廃棄物は、その域内で処理しなければならないという法律があるとか・・・。

 件の高木さん、現地調査でライジングサンに数回行ったことがあるそうだ。自分のまったくわからない音楽に、何万人という人が集まる不思議と、元気がないと言われる若者の熱気が、ひしひしと伝わってくると驚いていた。

 ちなみに、帰りは毎回なかなか会場から出る事ができず、小樽に帰るのは真夜中になると嘆いていた。

(斎藤仁)