朝焼けと港町

小樽駅から港の方に目をやると、小樽港と運が良ければ停泊しているフェリーを見ることができる。

全国的にも有名な港町であることは、皆さんご存知のことと思われる。

小樽港は、室蘭港、苫小牧港、釧路港に次いで道内で四番目に大きい港で、小樽港は大きく分けて9つの港の集合体である。それぞれの港は、石油や穀物などの荷卸しや荷積みを行ったりフェリーのような客船の入出、漁船の停泊などのために利用されている。

小樽は、海産物をはじめとした食の町としてもよく知られており、気になるお店をすべて回るには、1ヵ月では足りないのではないだろうかと思う。

そんな食の街である小樽市で、飲んで、食べて、飲んで。
気が付けば日付が変わり、朝までという事もある。

私がこの写真を撮った時もそうだった。店をでたのは午前5時。店を出ると、小樽港と石狩湾、そして眩しいほどに輝いている朝焼けが目の前に広がっていた。

石狩湾から登っていく朝焼けと小樽港に停泊しているフェリーが織りなす情景は、港町小樽ならではであり、感動し思わず見とれてしまった。

朝焼けを見た後は、小樽の朝市に行き、すぐそばの食堂に入った。
そこで、とれたての新鮮な海産物を使った海鮮丼を食べた。

私がこのとき驚いたのは、日が昇って間もない朝5時過ぎだったというのに、すでに地元の人間?観光客?(おそらくどちらもいたであろう)が列を作っていたことである。

地元にいながら初めて朝市に行ったのだが、これほどにぎわいを見せていた事には驚いた。

列に並んで数分待ったのち、席に着き、とれたての海の幸がのった海鮮丼を食べた。

市場の隣の昔からやっている食堂で、お世辞にも店内は綺麗と言えないが、それがまたいい味を出しており、”市場”の雰囲気を醸し出している。

みなさんも海の上に浮かぶ朝焼けと新鮮な海の幸の海鮮丼が食べられる朝市にぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。

(てるお)


※本記事の内容は2016年2月時点の情報に基づいたものです。