ウイングベイ小樽
ウイングベイ小樽には記憶している中で三回行ったことがあります。
一度目は高校生の時、デートで訪れました。その当時は小樽の大学に通うことになるとは思っていませんでした。少し遠出するという感覚でした。
その日はショッピングセンター内に入っている映画館で映画を観て、雑貨屋を観て、観覧車に乗りました。観覧車は無料券をもらえたので二度乗りました。明るいうちに乗った時は海の方が見えたのですが、暗くなってからはライトアップされた「ニトリ」の緑色の看板しか見えませんでした。景色よりも観覧車のドキドキ感の方が重要ということにします。
そしてロッテリアでポテトを食べていたら、帰りのJRの時間にギリギリになり、小樽築港駅への通路をものすごいダッシュで走った記憶があります。若かったなぁと思うと共に、小旅行のようでワクワクしたこの思い出の場所を、数年後毎日眺めながら通うことになるとは、なんとも不思議に思いました。
二度目は大学に入り免許を取った時の初ドライブでした。父、母、祖母、兄を乗せて小樽商科大学を目指し、私の運転でドライブしました。行きの途中で高速道路を下り、ウイングベイ小樽に寄りました。休日だったこともありレストラン街は混雑していましたが、並んでそばを食べました。家族と小樽にいることがなんだか不思議で嬉しかったです。この時は休憩で立ち寄っただけでしたが、広いなぁという印象が残っています。
三度目は大学4年の春に大学の帰り、友達と寄りました。何を目的にするでもなく、ふらりと立ち寄ったのです。悪天候のためか観覧車が動いていなくて残念でした。その日はショッピングセンター内を散策し、その広さと店の種類の幅広さに驚きました。特に一階のホームセンターはとても広く、ペットショップまでありました。ここで買えないものは何もないと確信するほどです。インテリアコーナーは楽しく、卒業後の一人暮らしを想像しながら見ていました。
そして一番興奮したのが駄菓子屋でした。小学生の頃家のそばの駄菓子屋で買っていた、大好きなモロッコヨーグルトとレモンラムネというお菓子を、ここで発見したのです。駄菓子屋自体なかなか見なくなっていたのでテンションが上がり、10数個衝動買いしました。といっても一つ10円や20円なので大した額ではありません。友達に変な顔をされましたが、自分では大満足でした。
駄菓子からインテリア、そして映画館に観覧車までなんでもそろうウイングベイ小樽は地元の人にとっても、観光客にとっても魅力的な場所であります。
(アリサ)
※ウイングベイ小樽の観覧車は既に営業を終了し、撤去されています。
※本記事は2015年2月に執筆されたものです。