小樽小学生アルペンスキー大会の思い出

毎年、天狗山スキー場で開催されている、小樽小学生アルペンスキー大会という歴史ある大会があります。

この大会は、なんと1951年(昭和26年)から開催されていて、途中、中止になった年もあるようですが、今年(2017年)で66回目を迎えるそうです。

昔は冬の遊びとして、そこらへんの坂でもスキーを手軽に楽しんでいて、そんなスキー好きの子供たちの晴れの舞台が、この小樽小学生アルペンスキー大会でした。

近年は、昔のように冬といえばスキーといったことでもなく、少子化もあって大会の参加者は100人前後のようですが、この大会はかつてはマンモス大会だったんですよね。特に1970年前後に小学生だった方々は、天狗山のゲレンデがあふれんばかりに賑わっていた記憶があるのではないでしょうか。

多い年では、1600人以上が参加していたそうで、加えて応援する家族も集まってくるわけですからゲレンデは大混雑です。私が参加していた頃も一学年の参加者だけで100人を超えて、学年によっては300人くらいいたかも。

コースも、現在は“馬の背”(って、今もいうのかな?)一本ですが、当時は確かバンビコース全体にコースを何本か設置して、さらには旧コースから馬の背にかけてのコースもあって、学年ごとに競技を平行して行っていたと記憶してます。

「ゼッケン◯番、◯◯小学校◯◯君スタート用〜意。ピッ、ピッ、ピッ、プーン!」

確か、スタートの合図はこんな感じだったのではないでしょうか。スタート前はドキドキしたものです。

もちろん、競技ですから少しでも上位を目指したのですが、まあ、私の場合はいつもぱっとせず…。時には転んでしまいましたがまた起き上がって、コースから外れても旗門まで戻ってと、とにかくゴールを目指したものです。

66回目の今年(2017年)は2月26日(日)の開催です。
小樽ならではの歴史あるこの大会が、これからも子供たちの元気な姿とともに、長く続くといいですね。

(小梅太郎)