夜の小樽運河を眺める
いつも観光客で賑わう小樽運河ですが、夜に訪れたことはありますか?
昼間の小樽運河の眺めはお馴染みで、観光客の皆さんも記念撮影をしたり、散策路をのんびりと歩いたりしてますが、夜の小樽運河というと、あまり行く機会がないかもしれません。小樽市民でも、夜に小樽運河に散歩に出かける方は、ほとんどいないかもしれませんね。
けど、時折写真で見かけることもあると思いますが、夜の小樽運河も素敵なんですよね。
昼間は多くの観光客で賑わう浅草橋から中央橋にかけても、さすがに日が暮れると人影もまばらになってきますが、運河沿いの散策路にはガス灯が何ともロマンチックに灯り、対岸の倉庫群もライトアップされて、一層ノスタルジックな雰囲気を醸し出してます。
また、横を走る臨港線に並ぶ街灯やホテルの照明が、運河の水面にゆらゆらと映り込んで、これがまた、夜の運河の素敵な眺めに一役買ってます。
そうそう、夜の小樽運河と言えば、冬もなかなか綺麗なんですよね。
冬の寒さのキリッとした空気の中、周囲に積もった雪が照明や月明かりに反射して、あたりをぼんやりと少しだけ浮かび上がらせるその眺めは、また違った幻想的な美しさです。
毎年、冬の時期は、夜まで開催されるイベントもあるので(小樽雪あかりの路など)、その際に出かけてみるのもいいですね。もちろん、冬はとにかく寒いので、暖かな服装で出かけないと、景色どころではなくなります。
そういえば、小樽運河を船で巡る人気の運河クルーズは夜も行われてますね。実は、私は乗ったことがないのですが、船の上から運河の夜景を眺めるというのも楽しそうです。
どうでしょう、日が暮れてから、少し時間があるならば、夜の小樽運河に訪れてみませんか。
もちろん、写真で見る夜の小樽運河も綺麗ですが、実際に目にすると、その眺めはきっと心に残ると思います。そうそう、完全に日が暮れる直前の、夕暮れ時の運河も素敵ですよ。
写真:小梅太郎の「小樽日記」
(小梅太郎)