夏の勝納川沿いを散歩する
小樽市民には馴染みの深い勝納川。
先日、その勝納川沿いを散歩してきました。
奥沢水源地を通って天神・奥沢方面から市街地を流れる二級河川の勝納川は、元々大きな川のない小樽の中では、とても川らしい川ですよね。
かつては、その豊富で綺麗な水を求めて、勝納川流域には小樽の産業を支える様々な企業が集まって、工場などが建ち並んでいたそうで、現在も長靴でお馴染みのミツウマや第一ゴムの工場が建っていますね。
とはいえ、現在はそれほど企業が集中しているという印象は勝納川にはなくて、川沿いには散策路が整備され、どちらかというと、川辺には草木が生い茂って自然も残る静かな風景が続いてます。
ちなみに、水ということでは、勝納川流域では昔から酒造りも盛んだったようですが、勝納川沿いにあった、小樽の老舗「北の誉酒造」は昨年、惜しまれながら小樽での生産を終えてしまいました(北の誉ブランドの製造は、合同酒精の旭川工場に移ってます)。
さて、勝納川の散策路ですが、川に添って走る車道脇に整備された歩道に加えて、雪が積もる季節以外であれば、水際まで下りて川沿いを歩くことのできる遊歩道が整備されてるんですよね。
場所的には、横にスーパーチェーンシガ奥沢店がある栄橋や、その次の奥沢中央橋の辺りから、下流に向かって散策路が整備されています。
個人的には、南樽市場の海側に架かる真砂橋や、国道5号線の高砂橋近くにある階段から川沿いに下りて、散策路を上流に向かって、時々散歩してみたりしてます。
夏の間は、川の流れはそれほど急ではなく、上流に向かうと流れが階段状になっている箇所があったりして、夏の暑い時期には水の流れに涼みながら、散歩するのもいいかもしれませんね。
あっ、ただ、先日歩いた時には、結構、生い茂った草木の背が高くて、あまり川の流れが見えなかったので、歩いてみるのなら、もうちょっと時期を遅らせた方がいいかもしれません。
(小梅太郎)