ペンギンショー
全く指示を聞かずに自分の意志のまま動くペンギンと、飼育員さんの絶妙な話術。
他の水族館ではなかなか見ることが出来ないペンギンショーが小樽水族館では毎日行われています。
例えば他の水族館のショーなら、きれいに一列に並んで散歩したりすることも、滑り台を降りることも当たり前でしょう。しかしここのペンギンショーでは常識が通用しないのです。
なかなかジャンプ台から飛び降りてくれず、エサで釣るもののだらしなくプールに落っこちてしまったり。本来は飛び越えるためにあるハードルをなぎ倒してエサにまっしぐらだったり。お客さんが見ているというのに、彼らはいつもやりたい放題です。
とりあえず、彼らの目標は「エサ奪取」なのです。飼育員さんを全員で取り囲み、つつく攻撃を仕掛け続けます。言ってしまえばこのペンギンショーのメインは飼育員さんとペンギンたちの戦いですね(笑)
小樽水族館のペンギンショーでは、「滑り台をすべる」というレアイベントが時々発生します。私が行ったときは偶然見ることが出来ました。…と言っても、飼育員さんが無理やり滑り台に乗せたところから始まり、「滑る」というより「坂を下りる」みたいなものでしたが。それでも会場は爆笑。なんといっても飼育員さんの「いつもはちゃんとみんな滑ってくれるんですけどね!!!」という言い訳の数々が面白い。
言うことを聞かないペンギンたちを逆手に取った笑えるショーって新しいですよね。飼育員を襲うように指示でもしているかと感じてしまうくらいです。普通のショーなら1回で満足できても、ここのペンギンショーは毎回何が起こるのかわからないので何回でも行けちゃいます!
小樽に来た際は足を延ばして、ある意味有名な小樽水族館のペンギンショーを見に来てはいかがでしょうか?
(結晶星)