小樽創作オルゴール展
小樽でもっともポピュラーな観光スポットといえば、運河とその周辺でしょう。おみやげを売るお店が多く立ち並ぶ堺町も、観光客が多く見受けられる場所です。
小樽で暮らしていると、普段は車で通り過ぎることはあっても、なかなか堺町を歩くことはありません。
しかし、先日、堺町のメルヘン交差点にある「オルゴール堂」に用事があり、出向きました。ちょうど3/1から3/29まで、「小樽創作オルゴール展」が行われており、本館2階の特設会場に、小樽や余市などの小学生が、手渡されたオルゴールの機械をもとに、外側を自分たちでつくった作品が展示されていました。
15回を数えるこのオルゴール展の今年のテーマは、「わたしのお気に入り」で、夢のある可愛らしいものから、作り手の深い世界観を感じさせるものまで、なかなかの力作揃いで、正直驚きました。自分のイメージを思ったように形にすることは、大人でも結構難しいと思うのですが、出展した小学生のみなさんは、見事に成し遂げていました。
低学年の部、高学年の部と分かれていて、それぞれの最優秀賞は、「小樽創作オルゴール展」が終わった後も、1年間オルゴール堂に展示されるそうですので、機会があればぜひご覧ください。
オルゴール堂には、おみやげ用のものから超高級品まで色々なオルゴールがありました。デジタル化が進んで、動く仕組みの見えない道具にばかり囲まれている現代の生活の中、アナログの世界に触れるとなんだかホッとします。
小樽は、豊かな自然と歴史のある建物のある町並みが多く、創作活動にはぴったりの土地柄ですので、小樽に来てゆっくり絵を描くなどという楽しみ方はいかがでしょうか。
わたしもいつの日か、一番のお気に入りの、石狩湾の向こうに増毛・暑寒別連峰を望むあの素晴らしい景色を描いてみたいなぁと考えています。
(川)