小樽のナポリ
小樽でおいしいランチが食べられるお店は？と聞かれるとどこが思い浮かばれるでしょうか。
あまり知らないという人も多いかもしれませんが、結構いろんなところでランチタイムがあるお店を見かけるという人もいると思います。
私は、この問いにこのお店を答えとして出します。
お店の名前は「おたるぴざはうす」。全部ひらがなで書かれているところがゆったりのんびりしていて好きなところの一つです。場所は都通り商店街から一本小樽駅よりに出たところにあります。行ってみると分かると思いますが、この路地はお店が連なっているという通りではなく、このお店もひっそりと存在しているような感じがします。
このお店の特徴的なところは午前１１時から午後３時までの営業である、というところであると思います。だからこそランチタイムがあるお店、ではなく“ランチのお店”だとも言えます。木の板で作られたたくさんのメニューが書かれている表を見てから、今の時間を確認して店内へ。昔ながらの急な階段を上った二階にそのお店があります。
店内は外国の女優さんみたいなモノクロポスターが貼ってあったり、木の時計が掛けてあったり、ピザの本場ナポリをイメージしているそうです。こぢんまりとして落ち着いた雰囲気。だからなのか、常連さんらしき人や地元の人々がいつも何組かいます。
メニューも豊富なのですが、ランチメニューはすべて６８０円。私はいつもピザランチを頼みます。手作り感あふれるやさしい味で、何回も食べたくなります。
お会計を済ませると、定員さんが必ずドリンクの無料券をくれます。それを次来た時に見せるとドリンクがサービスされます。見せるだけで回収されないので次の時の帰りにもまた貰えます。そんなところにも、心遣いが感じられるような気がします。
小樽に来て、歩きまわっておなかが減った時、このお店に立ち寄って昔懐かしい雰囲気を味わいながらのんびり昼食をとるのもいいのではないかと思います。
（蒲）
