小樽は専門の餅菓子屋さんが多いですね
小樽には昔ながらの和菓子屋さんが結構ありますが、中でもお餅専門の餅菓子屋さんが何件もありますよね。
小樽に昔から住んでいる方々にとっては、特別なことではないでしょうが、傍から見ると、お餅屋さんが何件もあるというのはちょっと不思議な感じがします。何たってお餅専門店ですからね。
小樽にお餅屋さんが多い理由については、色々と説明されているのですが、その昔、港がとても賑わっていた頃に、港で働く人たちに腹持ちがいいとか保存がきくといった理由で、お餅が人気があったという話を聞きます。
また、かつては北海道の玄関口でもあった港を擁する小樽には、米などの原材料やその製造技術が集まったことが想像できますよね。
これもまた、小樽の食文化のひとつと思うのですが、現在、市内にある餅菓子専門のお店というと(あくまで専門店です)ーーー
入船町から花園町への道の途中にある「ツルヤ餅菓子舗」(今回の写真のお店)は、大正時代から続いているお店とのことで、趣きある店舗が歴史を感じさせます。
小樽病院の近くにある「雷除志ん古(かみなりよけしんこ)」は、小樽で一番古いお餅屋さんとのことで、創業150年以上とか。
花園町の「みなともち」は中央市場内にもお店があり、入船十字街近くには「景星餅菓商」、奥沢十字街近くの国道沿いには朝生の店「菊原餅菓商」、手宮の錦町にはこちらも老舗の「開福餅」があります(その他、最近閉店してしまったところもあるようです)。
と、思い当たったお店でこれだけありましたが(他にもあったらごめんなさい)、この他にも和菓子のお店でも餅菓子は扱っているので、やはり小樽市民には餅菓子がとても根付いていると言えそうです。
お店それぞれが美味しいと評判で、お気に入りのお店を持っている方も多いと思いますが、何より、どのお店もお餅が美味しいんですよね。さすがお餅屋さん!といった納得の美味しさなんです。
ただし、お餅屋さんはどこも午前中でほとんど商品がなくなってしまうので、早めに買いにいかないと、お目当ての商品が買えませんので要注意です。
写真:小梅太郎の「小樽日記」
(小梅太郎)