小樽の夏の花火大会
夏の夜空にドーンと上がる花火は、やっぱりいいものですが、夏の小樽は結構あちこちで花火が上がってます。
まずは小樽の花火大会といえば、小樽の夏が一番盛り上がるお祭り「おたる潮まつり」で開催される納涼花火大会ですよね。
潮まつりの最後を飾る恒例の花火大会は、皆さん楽しみにしていて、観光客の方々もたくさん見物に訪れます。
それに、最近は祭りの初日にも花火大会をやっているので、2度楽しめますね。
潮まつりの花火は色内ふ頭から上がるので、第3ふ頭から月見橋にかけては見物客でいっぱいになり、大変な混雑になります。
ただ、近くで見る花火はもちろん大迫力ですが、そこは坂の街・小樽ですから、港で花火があがると、坂を上った市内のあちこちからその様子を見ることができるんですよね。
混雑した会場に行かなくても、見晴らしのいい高台から見たり、家のベランダからのんびり花火見物、なんていう優雅な方も結構いるのではないでしょうか。
そして、小樽の花火といえば、潮まつりの他にも、朝里、銭函、高島、祝津といった各地区でも花火が上がるので、それぞれの地区独自の花火も楽しめるんですよね。
その中で、個人的にここ何年か楽しみにして見に行っているのが、高島漁港で開催される「高島漁港納涼大花火大会」なんです。
高島の花火の特徴は、地域の故人を偲ぶ追悼花火にもなっていることで、打ち上げ前には故人のエピソードなんかを放送するんですよね。
花火は高島漁港の正面中央にある、弁天島付近上空に上がり、それを間近の岸壁側で見るわけですが、とにかく距離が近くて大迫力です。
打ち上げ数も多いですし、約200mのナイアガラ花火や怒濤のフィナーレは見応え十分ですよ。
ということで、小樽の夏の花火、今年も楽しみたいと思いますが、天気が晴れるといいですね。
それにしても、北海道の夏は短いですが、小樽には海があって山があって、そしてお祭りに花火大会にと、楽しみがたくさんですよね。
(小梅太郎)