おたる水族館
何年ぶりかで行ってきました。小樽の海の間際に(海獣公園にいたっては海の中)に建つ「おたる水族館」に。
生き物大好きっ子だった長男にせがまれ、5年ほど前まではどれくらい通ったかわかりません。5日間連続で行ったこともありました。(本当です、しかも冬。)
ここのところご無沙汰をしておりましたが、末娘が見て喜ぶ年頃になったので、お供をしてきました。
2月の末までは冬季営業中です。
海獣公園(ここは海とほとんどつながっており、アザラシやらトドやらがくらしています)には行けませんが、通常営業時と比べ、入館料も割安になっていたり、駐車場代も無料だったりと、お得です。
一通り館内の展示を見てからセイウチとオタリアとイルカのショーを見に行きました。
オタリアは3頭で芸を披露するのですが、前に通っていた時、ショーデビューしたばかりのオタリアのハナちゃんが、飼育員の方の指示に従わず、勝手気ままに行動していたのが記憶に残っていました。そのハナちゃんも今やベテラン…と思ったのもつかの間で、指示されていないのにプールに飛び込んだり、舞台の裏に行ってしまったりと、相変わらず気ままなやんちゃ娘でした。新人だからじゃなかったのか…。
飼育員の方々は、「ハナちゃん、行っちゃいましたねぇ」とのんびりしています。
このゆるーいところ。ここがこの水族館の好きなところです。
今日はできなかったけど、それでもマル、という雰囲気。
その代わり…というわけではないでしょうが、イルカとセイウチはビシッと決まった仕事をしていました。
ショーが終わると、すぐそばの屋外のスペースでペンギンのお散歩です。これは冬にしか見ることのできない楽しみです。
ジェンツーペンギンが雪のコースを楽しそうに散歩します。
飼育員の方が、ペンギンの顔の帽子(手作りだそうです)をかぶり、全身黒に黄色い長靴という姿でいるのを見て、思わず、「もしかしてペンギンだと思ってついてくるんですか?」と愚問を発してしまいました。
「そうではないんですよ~。」と苦笑されましたが、「でも、(ペンギンたちには)違和感ないと思います」とおっしゃっていました。
おたる水族館は決して派手な水族館ではありません。しかし、そこに住む動物や魚たちと働く人々がしっかりつながりあっていることがよく見える、素敵な水族館です。
(川)