冬の小樽は鍋が美味しい

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雪に覆われる小樽の冬は、厳しい寒さや雪かきに追われ、何かと大変です。
雪の坂道を歩くだけでもゆるくないですからね。

ただ、食べ物の話となると、そんな冬の寒い時期だからこその楽しみが「鍋」ですよね。
それも魚介類の鍋。
寒いからこそ、温かい鍋物や汁物が食べたくなるんですよね。

おかげさまで小樽は新鮮な魚介類が豊富で、鍋用にと色んな魚介類が市場やスーパーに並んでいて、冬の小樽は鍋が美味しいんです。

それぞれの家庭でお気に入りの食材があるでしょうが、代表的なのはやっぱりタラでしょうか。私がタラとよく一緒に使うのがタチなんです。タチはタラの白子で、真ダラのものとスケソウダラのものがあります。このタラとタチの組み合せは、どんな味付けの鍋にも合う、我が家では定番の食材です。

タラといえば、アラを使った三平汁も美味しいですよね。
タラの旨味がしみ出た塩味の汁はなんとも美味しく、これも冬の我が家には欠かせません。

それと、タラと並んで個人的に冬によく食べるのが、カジカです。

カジカといえば味噌仕立てのカジカ汁が、冬の代表的な味覚ですよね。

あまりの美味しさに、鍋をつつきすぎて壊してしまうというところから、「鍋こわし」とも呼ばれているそうですが、私はそのように呼んだことはありません(笑)
けど、そのくらい美味しいということには異論はありません!

カジカも肝が絶品なんです。
コクのある深い味わいは、鍋に入れてももちろん美味しいですが、肝と身とでカジカの肝和え(とも和え)というのもけっこういけます。

美味しい食材は他にも多々ありますが、寒い冬にはやっぱり鍋でしょうか!
寒い外から帰ってきて、暖かくした部屋でビールを飲みながら、というのも冬の楽しみの一つですね。

新鮮で美味しい魚介類が豊富な小樽に感謝しつつ、温かい鍋をいただいて厳しい冬を乗り切りたいものですね。

(小梅太郎)