小樽のホルモン焼きは美味しいですよ

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小樽で美味しいものと言えば、何といってもお寿司に代表される魚介類であることは間違いないですよね。
小樽の新鮮な魚介類は本当に美味しくて、私も大好きです。

しかし、それ以外にも個人的に昔からとてもお気に入りの食べ物があります。 それは、小樽のホルモン焼き。

そうです、焼き肉ではなくて「ホルモン焼き」です。

煙がモクモクの中、ホルモン焼きを食べながら一杯飲む、といったら大人の世界ですが、私は子供の頃から親に連れられて家族でホルモン焼き屋によく行ってました。

おかげで今でも当たり前のように食べてます。
まあ、親が好きだったというのは確かにあるのですが、庶民の味と言ってもいいのでは、と思っているくらいです。

小樽市内に何軒もあったホルモン焼き屋は、今でこそお店の数は減ってきているようですが、それでも看板に書かれた「ホルモン」の文字をよく見かけますし、皆さんそれぞれにひいきにしているお店を持っているようです。もちろん、私もあります。

なにより、小樽のホルモン焼きには、その味付けと食べ方にちょっと特徴がありますよね。
(以下は、何軒か行った私の感想なのでご了承を)

モツ類はどちらかと言うとあっさり目のつけダレにまぶしてあり、いわゆる白ホルモン(腸)は綺麗に処理をしていて,臭くも脂っこくもなくいくらでも食べられる感じ。

けどひと口口に入れると、ジワ~っと脂が出てきて何とも言えない旨味です。

個人的には豚のモツ類が好きで、タンと言えば豚タン!というくらいですね(笑)

ちなみに食べる時は、小鉢に入った、これまたあっさり目の旨味のあるタレにくぐらせて食べるのですが、これも余分な脂分を落とす感じで、こってり感覚の焼き肉とはちょっと違います。

そして、極めつけが〆のスープ。

「スープくださ~い」

これが、終了の合図で、これがないと終われません。
ホルモンをつけながら食べ続けた、旨味一杯のそのタレをスープで割って飲むんです。

初めて聞くと「え~」と思われる方も多いかもしれませんが、小樽のホルモン好きにとっては当然の、これがなくてはそれこそ締まらない〆のスープなんですよね。

機会があったら是非試してください。

余談ですが、小樽ではとにかくモツ類が身近で、焼き鳥屋さんでもモツ類を揃えているお店が多く、市場の肉屋には当たり前のように各種モツ類が並んでいたりします。

案外、小樽市民でも自分たちのホルモン好きに、気づいてない方も多いかもしれませんね。

何だかホルモン焼きについては、他にも色々と書きたい事はあるのですが、まずは食べてみてください。
小樽のホルモン焼きは美味しいですよ。

(小梅太郎)