小樽公園の白樺林のある風景
小樽市の市街地からはちょっと山よりに位置しますが、ほぼ市内の中心部にある広い公園が「小樽公園」です。
小樽公園には、ツツジや桜などの花や緑が多く、季節によって花見や紅葉を楽しむことができ、さらに広い公園の敷地内には、桜ヶ丘球場、総合体育館、花園グラウンド、市民会館、公会堂といった施設も併設されていて、様々なシーンで市民に利用されています。
そんな小樽公園なんですが、公園内にちょっとした白樺林があるのをご存知ですか?
場所は入船町側と接する端の方で、市街地や港を一望できる見晴台の一帯や、体育館やグラウンドがあって歓声が聞こえる場所からは、少し離れた所にあるんです。
実は、その白樺林のある風景が個人的に気に入っていて、公園内を散歩するときは、必ずこの風景を眺めることにしているんです。
そんな大きな白樺林ではありません。
見渡して視界に収まる程度の大きさです。
ただ、周囲はとても静かで、市内の中心部に清々しい空気が流れるこんな静かな白樺林があるなんて、ちょっと得した気分になります。
夏の暑い今の時期には、濃い緑を茂らせていて、森林浴とまではいきませんが、暑さを和らげてくれる涼しげなスポットになってますよ。
そして、秋の紅葉の季節には葉は綺麗に色付き、冬には雪景色の中で木々が凛と立ち並ぶ。
そうそう、春から初夏にかけては新緑が爽やかで綺麗です。
そういった具合に、整然と林立する白樺林が、季節によって様々な表情をこの静かな空間の中で見せてくれるのもまたいいんですよね。
私はこの白樺林を見ながら公園内を通り抜けて、街中へと歩いて出かけるのがお気に入りです。
ちなみに、この白樺林のすぐ目の前には、小樽市指定歴史建造物でもある「坂牛邸」の素敵な建物もあって、併せてとても雰囲気のある場所になっています。
もし街の中心の花園町側から小樽公園にきたのなら、反対側の入船町側にはそんな景色が広がっているので、ちょっと足を延ばしてみてはどうでしょうか。
(小梅太郎)