小樽市内を巡る於古発川

okobachi_river

小樽に大きな川は無いのですが、市内にはいくつか小さな川が流れています。
そのうちの一つが、比較的小樽の中心部を流れている「於古発川」ですよね。

ちなみに「於古発川」と書いて「おこばちがわ」と読みますが、どう見ても普通は読めませんね。

この於古発川ですが、川というには本当に小さくて、場所によっては大きめの側溝のような箇所もありますが、上流から下流まで小樽市民の生活している中を流れているので、馴染み深い方も多いのではないでしょうか。

於古発川を上流から下流まで、ちょっと流れを追ってみると…

まずは、天狗山から流れてくる於古発川は、上流では最上町の合間を流れてきて、最上町と入船町と緑町が接するあたりで洗心橋をくぐっていきます。

今度は緑町と花園町の境を流れていく於古発川は、緑小学校の横を流れ、市民会館下の紅葉橋を過ぎ、図書館の脇を通っていきます。

そして、於古発川は妙見市場の床下へと流れ込んでいくんですよね。

妙見市場は元々3棟あったのですが、残念ながら2012年に2棟が解体され、現在は1棟で営業をしていますが、その解体によって床下に隠れて流れていた部分が顔を出しています。

このあたりから於古発川を妙見川とも呼びますよね。

その後、流れは国道5号線の下へと一旦姿を消し、しばらく暗渠となるのですが、その先の寿司屋通りの下の方で再び流れが顔を出します。

ここからは真っすぐ下流へと向かうのですが、途中、観光客が行き交う堺町通りを横切っているので、観光客の方々にとっては於古発川といえばここですよね。
2012年秋に、数多くの鮭が河口付近に遡上してきてニュースになったのは記憶に新しいところです。

そして、於古発川は最後に運河の南の端へと流れ込んでいます。

どうでしょうか、小樽市内を巡っているからこそ、いろんな表情を見ることのできる於古発川ですが、皆さんの於古発川の風景は、どこの風景でしょうか?

(小梅太郎)