花銀こども商店街

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 小樽で「花銀こども商店街」という楽しいイベントが開催されました。商店街で寿司を握ったり、和菓子やパフェを作ったり、カメラマンになったり、商店の店員になったりと、子どもたちに商店街でのさまざまな体験をしてもらうというものです。

 普段はなかなかこの商店街に来る機会のない子どもたちも、この日ばかりは商店街の店主のような顔で店先に立ち、「にんじん安いですよ」とかわいい声をあげます。それにつられて足を止める通行人の姿も多く見られました。

 商店街に子どもの姿があり、声が聞こえてくると、とても温かい気持ちになり活気に溢れます。子どもと一緒に来た親たちは自分の子ども時代や学生時代に足しげく通った店や雑貨店があったことを懐かしく思い出していました。

 商店街は全国的に昭和の時代より5分の1ほどに減少したと言われています。小樽もその例にもれず、シャッター商店街と化していった場所も少なくありません。花銀商店街のこのイベントはそんな中実施されました。

 企画したのは商店街と地元小樽商科大学の学生たち。学生たちは日頃から商店街活性化に向け色々な企画に参加しています。今回体験に訪れた親子連れのサポートを行っていたのも彼らでした。
 子どもたちは商大生と関わることで「小樽商科大学」という大学が小樽にあることを知り、身近に感じ、「勉強頑張って、あのお兄さん、お姉さんのようになりたい」と思うかもしれません。そして学生たちも知恵を絞って汗を流したイベントで小樽と関わり、勉学以外の想い出ができます。

 将来、自分に子どもが生まれたら小樽へ帰省や旅行で訪れ、花銀商店街で「昔、ここでお父さん(お母さん)が小学生と一緒ににんじんを売ったんだよ」と話してほしいなと思います。商店街というのは、本来、人と人とを結ぶ架け橋のようなものなのではないでしょうか。だからこそ、いつまでもそこにあり続けてほしいと多くの人が願うのだと思います。

(erico)