勤労青少年ホーム
小樽市勤労青少年ホームは、緑第一大通り沿い緑1丁目にある小樽市の施設である。昔、隣の大型ドラッグストアーの場所に小樽市青少年科学館があり、この界隈は母校緑小学校校区だったこともあり、その科学館には何度もプラネタリウムを観に行ったものだった。
この科学館の隣空き地に、私が小学生の頃、昭和40年代前半にこの勤労青少年ホームが建ったのだ。当初この空き地は、科学館のゴーカートコースとしても使われていた。わんぱく男子小学生にとっては格好の遊び場だったわけだ。10円玉を握り締め、何度かそのゴーカートに乗ったことがある。それがいつのまにか無くなったわけだから、子ども心にとても寂しかった。まあ、ゴーカートは数年後こどもの国で復活するのであるが・・・。
勤労青少年ホームは、小樽市内在住又は通勤・通学している15歳から35歳までの勤労青少年のための施設である。「やんぐすくーる」という各種講座を開設し、文化・芸術・教養・スポーツ等を通じ仲間作り促進に寄与している。
私が社交ダンス教室を開設したての35年ほど前、この青少年ホーム社交ダンス部の青少年が数人習いに来たことがあった。なんでも、ホームのクリスマスパーティーで踊るデモンストレーションの振り付けをして欲しいとの事。そんな関係で何度か2階にある軽運動場と呼ばれていた講堂にお邪魔している。
現在、勤労青少年ホーム1階には、小樽市青少年課が入居し、課長が施設長を兼任している。また、私が所属している小樽地区保護司会事務局と相談室もお借りしている関係で、月に何度かホームを訪問している。また、集会室をお借りして保護司会の会議を開くこともある。
1階に喫茶コーナーがあり、学生服を着た高校生がくつろぎながら本やマンガを読んでいたり、携帯ゲームをやっている姿を見る事がある。この喫茶スペースも前述やんぐすくーるのDIYプロジェクトの仲間でリフォームしたと聞いている。
建設から約半世紀の月日が流れ、老朽化には抗えないが、小樽市施設再編計画でも当面現状維持が示されている。平成30年(2018年)、建設時のアスベストが露出してしまい処理が問題になった事があった(基準値はクリア)が、これからも大事に使いたいものである。
(斎藤仁)
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※本記事の内容は2021年6月時点の情報に基づいたものです。
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