天狗山山頂の眺望地点の話

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天狗山の話題は、この「おたるくらし」にも何度も出てきてますが、小樽の街と港を見渡すように構える天狗山は、小樽市民にとっても馴染み深い、小樽を象徴するような山ですから、ついつい取り上げてしまいます。

その小樽の街と港を一望する天狗山山頂からの眺めといえば、観光案内でもよく見かける、お馴染みの景色です。

今でこそ、天狗山山頂へはロープウェイがありますが、私が子供の頃はロープウェイはなかったので、山頂からの眺めといえば、スキーに行った時の冬の景色の記憶だけなんですよね。

雪景色の眺めも素敵ですが、新緑や紅葉など、季節それぞれの眺めも素晴らしいので、一年中天狗山観光ができるのはいいですね。

ところで、天狗山山頂には眺めの良い撮影スポットとなる展望箇所がいくつかあり、ロープウェイ乗り場の建物周辺では、観光客の方々がカメラを構えているのをよく目にしますが、さらに奥にも「天狗茶屋」と名前のついた東屋がたっている展望箇所があるんですよね。

スキー場のコース名でいうと、場所的にはダイナミックコースの上にあたります。

そして、ここには小樽市重要眺望地点という案内板が設置されていて、小樽市が指定する眺望地点となっています。

ここは、ちょうど正面に小樽の街と港を見下ろす位置になっていて、確かになかなか見事な眺めなんです(ちなみに、この小樽市重要眺望地点の案内板は、水天宮や手宮緑化植物園、平磯公園なんかにもありますね)。

そして、その眺望地点からさらに奥にも眺めのいい場所があるんですよね。

小道をもうちょっとだけ先に行くと、前方に景色が開けて、そこからは毛無山方面から続く山々を見渡すことができ、奥沢ダムはもうなくなってしまいましたが、奥沢水源地も小さく見ることができます。

天狗山山頂まで行ったら、奥まで足を伸ばしてみると、小樽の街や自然をまた違った角度で見渡すことができますね。

どうでしょうか、何度か投稿されている天狗山についてですが、個人的にはこの天狗山が大好きで、毎年、季節ごとにその様子をお伝えしたいくらいなんです。

(小梅太郎)

写真:小梅太郎の「小樽日記」