オーセントホテル
稲穂十字街、大国屋デパート跡地にオーセントホテル小樽は建っている。平成10年(1998年)の開業なので、既に20年近い年月が流れているので、平成生まれの若い人たちにとって、大国屋デパートの跡と言われても・・・という感じかもしれないが・・・。
小樽港を拠点に運行している新日本海フェリーが建てるホテルということで、開業前から市民の間では大変話題となっていた。私のダンス業界でも、ビジネスホテルではなく都市型ホテルなら、発表会のできる大きな宴会場ができるかもという、淡い期待を抱いたものだった・・・。
通常都市型ホテルは、宿泊、宴会、レストランの3部門がほぼ均等に売上を上げるのが理想と聞いたことがある。ここには直営の和食、洋食の有名レストランや高級バー、カフェ、ベーカリーが入り、宿泊は全195室用意されている。しかし、3本柱の最後の1本、宴会部門に必要な100名以上収容できる大きな宴会場は用意されていない。せいぜい40名入れば満杯になる、オーセントルームという部屋があるだけなのである。
立地の面積、小樽における宴会事情等を考慮して、この程度で十分と踏んだようなのである。私たちの淡い期待は、シャレではないが泡の如く消えてなくなってしまったのだ。
とはいえ小規模の会議、宴会等では、私の所属する各種団体で何度も使わせていただいている。また、街中にあるホテルということもあり、観光客にも大変人気のホテルと聞いている。
最近、こんなことがあった。3階和食レストラン入船で、ある会の研修と懇親会を兼ねた宴会があった時に、ホテルの浴衣を着た宿泊客と鉢合わせたのだ。ここはホテルだぞ・・・と思っていたら、その階になんと宿泊客用にサウナ付大浴場があるというのだ!!!
このホテル開設当初、亡父の法要をさせていただいた事があった。出席いただいた遠方からの親戚にここに泊まっていただいたのだが、そんな設備があったとはつゆ知らず。
よく考えてみると2階のオーセントルーム、キャプテンズバー、13階のカサブランカ等を使っての会議、宴会は頻繁にあったのだが、3階にある和食入船には、その時初めて入ったのであったのだ!!! ・・・と、その温浴設備を知らなかった言い訳を・・・。
旅先のホテル事情はよくよくネットで調べるのであるが、地元小樽のホテルは泊まることが無いので・・・、と重ね重ねの言い訳を・・・。まったく灯台下暗しを地で行くような感じだった。小樽のホテル事情をもう少し調べるとするか!!!
(斎藤仁)