北海信金小樽支店

北海信金小樽支店は、稲穂第一大通り沿いにある。平成14年(2002年)に経営破たんした小樽商工信用組合本店の建物を完全リニューアルし移転してきた。前面はもちろんの事、横壁面も信組の時の面影はまったく無くなり、別の新たなビルを建設したような佇まいである。

それ以前の小樽支店は、サンモール一番街、山一証券小樽支店の後に入居したものだった。現在のサンモール歯科の場所である。私は、現支店も前支店も何度かお邪魔したことがある。

現在の大谷純一郎小樽支店長は、本店のある余市町出身だが、潮陵高校、北海学園大学と私の後輩にあたる。さらに小樽南ロータリークラブの仲間として、親しくさせて頂いている。

歴代小樽支店長は、この小樽南ロータリークラブの会員になっているので、大谷支店長以前の各支店長もよく存じ上げている。また、過去、小樽、余市も含めて北海信金の職員でダンスを習いに来られた方も多く、大変馴染みの会社のひとつである。

さて、平成27年(2015年)11月2日、この北海信金、札幌信金、小樽信金の三信金が、平成30年(2018年)1月をめどに対等合併すると発表された。旭川信金、帯広信金を預金高で上回る北海道最大の新信金ができあがるというふれこみだった。

現在、北海信金小樽支店内には1月1日より「北海道信金」に生まれ変わりますとの、大きな看板が掲げられている。大谷支店長に聞くところによると、近所にある小樽信金本店が、北海道信金小樽支店となり、北海信金小樽支店は小樽支店稲穂出張所となるとのことだ。将来的には、稲穂出張所を廃止して一本になることまでは決まっていると言っていた。

厳しい経済情勢の中、小樽後志管内の古平信金、岩内信金のみならず、夕張信金、長万部信金、札幌の道央信金も吸収していった自力のあった北海信金も、発展的合併を選択したという事のようだ。

毎年潮ねりこみで、揃いの浴衣で出場していた北海信金梯団も来年からは見ることができないのは、少しさびしく感じる。

(斎藤仁)


※本記事の内容は2017年10月時点の情報に基づいたものです。