塩谷神社の鎮守の森

国道5号線で小樽の市街地方面から塩谷地区に入ると、道路沿いに鮮やかな朱色の鳥居が立っているのが目に入ってきます。ちょうどバス停「塩谷」があるところです。

これは塩谷神社の鳥居です(ちなみに、鳥居と横の石碑に記されている塩谷神社の「塩」の文字が、見慣れない旧字体を用いているため、初めて見たときはちょっと戸惑いました)。

鳥居からは坂道になっている参道が真っ直ぐ続いているものの、その先は木々が生い茂っていて社殿の姿を見ることはできず、社殿へ向かうために参道を上り始めると、途中からは林の中へと入っていくようです。

そのまま参道を上っていくと階段があり、その先にこじんまりとした社殿が建っているのですが、それにしても、参道途中から社殿周辺を覆う木々は本当に鬱蒼としています。

実はここ塩谷神社周辺に広がる雑木林は、小樽市の保全樹林に指定されているんですね。

小樽市HP内に保存樹木等の指定一覧と解説が記載されているのですが、それによると、この自然林は推定樹齢250年〜300年のハルニレやカエデなどが中心とのことで、その様子はまさに鎮守の森といった雰囲気です。

私が今回訪れた時も、あたりはシーンと静かで、とても神聖な空気が流れているようでした(今回訪れたのは9月上旬で、写真もその時のものです)。

塩谷神社については、忍路郡郷土誌(昭和32年発行)の中に、寛政2年(1790年)というかなりの昔に、当時この一帯のオショロ場所請負人だった西川家の西川准兵衛という人が塩谷の別の場所に創設した、といった内容の記載がありました。

ただ、なかなか歴史を感じさせる現在の社殿がいつ建てられたものかなど、塩谷神社の由緒については、今回は詳しくは分かりませんでした。

しかし、毎年7月には神社のお祭りが開催されていて、きっとここ塩谷神社は昔から、地元の皆さんにとってはとても身近な神社なのでしょうね。

※参考:忍路郡郷土誌(発行:塩谷村役場 昭和32年発行)及び小樽市HP内「保存樹木等の指定一覧」

(小梅太郎)