クルーズ客船

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 小樽港には、様々な国の船が寄港します。2014年6月には、日本で見られるなかでは最大級といわれるクルーズ客船『ダイアモンド・プリンセス』が初寄港するということで、多くの人が小樽築港に集まりました。

 私が行ったときには、港にはたくさんの露店が出店しており、なんだかお祭りのような雰囲気がありました。子どものときからお祭りはなんだかワクワクします。毎年のように地元のお祭りに行っては散財し、子どもながらに後悔していたことを思い出します。

 ウイングベイからも見えるその船はもはや一瞬で船だと認識することは難しく、壁か建物のような威圧感がありました。こういった大きな船を見る機会は今までなかなか無かったため、止まっているところでもいいので、ぜひとも一度乗ってみたいと思いました。近づいて乗組員らしき人に、なんとか乗せてもらおうと試みましたが、どうやらこの巨大な建物に乗るには予約が必要だったため、当日来た人は乗れなかったようです。残念!

 私はこのお祭りに、韓国人の友達と参加しましたが、韓国でもこのような船に屋台が集まることは珍しいとのことでした。露店の中には似顔絵を描いてくれる屋台や、フリーマーケット、ビール売りなどが多く、少しずつ暖かくなってきたこの時期にはかなり楽しめるものでした。ここで軽くビールを飲んでから、ウイングベイを一通り見て回り、帰りに焼肉を食べて帰りました。老後もおんなじことしてそう・・・と自嘲ぎみに笑いながら帰路につきました。
 小樽は正直いってあまり栄えているとは言えない現状です。しかし、海に面しているという札幌などにはないメリットを活かしこういったイベントを企画していくことで、小樽の素晴らしさ、楽しさを発信していくことはとてもいいと思いました。

(野)