朝里クラッセホテル
朝里地区は、小樽の中では比較的平らなところです。夏は自転車で移動している人も多くいます。私は天狗山の近くに住んでいるので、自転車に乗ることはほとんどありません。行きは猛スピードの出る下り坂、帰りは地獄の上り坂だからです。一時期、「車ばかりに乗っていてはいけない!」と思いたち、自転車で移動していましたが、間もなく挫折しました。やはり小樽の坂道は大変でした。
話が脱線しましたが、朝里はその住みやすさで、小樽の中では人気がある地区のひとつです。朝里川温泉にはスキー場もあり、家族連れなどで賑わっています。
スキー場のすぐそばに、朝里クラッセホテルがあります。平成3年に建てられたリゾートホテルです。周りは森に囲まれており、とても素敵な雰囲気です。館内の施設も充実しており、プールや、テニスやスカッシュのできる屋内アリーナもあります。客室もスタンダードなツインベッドルームや和室から、和洋室やデラックスルームなど多様で、露天風呂付きの豪華なお部屋も用意されています。
私にとってはほとんど地元ですが、このお正月に朝里クラッセホテルに初めて泊まりました。ホテルに着くと、ロビーにはたくさんのキャンドルが灯され、とても幻想的で落ち着く感じがしました。お正月ということもあり、バイオリンとピアノの演奏会も開かれましたが、上手なプレイヤーで、思いがけず良い演奏を聴くことができ、得した気分になりました。お料理もおいしく、お部屋もきれいで、とても満足しました。部屋の大きな窓からは、スキー場がよく見えました。翌朝は、ちょうどそのスキー場で、北海道スキー技術選手権大会の小樽地区予選会が行われており、スキーファンの息子は喜んで窓から眺めていました。スキーヤーの滑りがわかるほど近く、よく見えるのです。
「灯台下暗し」といいますが、たまには地元のホテルに泊まってみるのも、いい経験ですね。
(川)