寒い季節がやってきました
寒い季節がやってきました。天狗山も白くなっています。
毎年「あぁ、冬が来る…。」とため息をついている気がします。子どもたちは「冬が一番好き!」と元気なのですが。
しかし、そんな私も少しは冬ならではの喜びを感じています。
新雪をキュッキュッと踏み鳴らして歩くのは楽しいものですし、晴れて寒い日の夜は、まさに降るような星が見られます。
中でも楽しいのは、バードウオッチングです。
越冬のため北からやってくる珍しい鳥が見られます。以前、空を見上げると、白鳥なのか雁なのか、大きな鳥が、隊列を組んで飛んでいる姿を見かけたことがあります。また、群れで行動するヒレンジャクやキレンジャクも冬の時期に見られます。きれいなのですが、なにしろ大勢で来るので、とまっていた電線の下はフンだらけになります。
また、山に食べ物が少ないこの時期、庭先にやってくる野鳥の数も多いのです。木も葉を落としているので、夏よりも見つけやすいという利点もあります。
我が家は天狗山に近いので、比較的野鳥が遊びに来やすいところなのでしょうか。ヒヨドリやシジュウカラはもちろん、シメやキビタキも庭の木にとまっているのを見かけたことがあります。
今日家に帰ってくると、庭のモミジの木にアカゲラがとまっていました。キツツキの仲間としてはおなじみの体を縦にしてとまるやり方で、木の虫をつついています。黒と白の体にアクセントの赤が効いています。とても美しい姿です。静かに見ていると、庭の木を何本か渡り歩いています。そっと家に入り、カメラを手にしてまた外に出ると、まだいてくれました。そして、柳の木にとまったのを最後に、飛び立ってしまいましたが、美しい鳥に出会えたことはとてもうれしいことでした。
そういえば、同じキツツキの仲間のコゲラも庭に遊びに来たことがありました。
小樽は、一歩奥に入れば本当に自然の豊かな地です。グリーンツーリズムが盛んになれば、もっと小樽が好きな人が増えるのではないかなと思っています。
(川)