小樽の桜の予習・復習
長い冬が終わって4月に入り、周囲の雪もすっかりなくなると、小樽もいよいよ春といった感じですが、この時期気になるのが、やっぱり桜の様子です。
この原稿を書いている時点では、小樽でいち早く桜が開花するといわれている小樽警察署横の桜や手宮緑化植物園、メルヘン交差点といった場所で、そろそろつぼみが開いてきたようです。
さて、皆さんそれぞれに桜のお気に入りスポットがあると思いますが、小樽には名所と呼ぶほどではないにしても、桜の見所がたくさんありますよね。
例えば、水天宮や手宮公園・手宮緑化植物園の桜なんかの、高台から小樽港を背景にした眺めはとても人気で私も大好きですが、こういう桜の見え方って、坂と海がある小樽らしい眺めで、小樽ならではの桜の見所といえるのではないでしょうか。
そういう点では、小樽で最後に咲く桜ともいわれる、天狗山山頂に咲く一本桜の「天狗桜」は、それこそ見渡す小樽の街並みと港を背景にして咲いているので、まさに小樽ならではですね。
手宮公園の他に、小樽では各公園でも桜を楽しむことができますよね。例えば、小樽公園、長橋なえぼ公園、平磯公園、色内の二段公園なんかが人気のスポットです。
あと、線路と桜の組み合わせで人気なのが、水天宮に向かう途中の線路の上に架かる、花園橋の横に咲く桜で、線路を背景に味わいのある風景を作り出しています。それに、JR南小樽駅に咲く桜もとても綺麗で、量徳橋から駅舎と線路と共に眺めることができますね。
個人的にお気に入りなのが、入船町の小樽市指定歴史的建造物でもある天上寺の桜で、立派な門から参道沿いの桜は、短い桜並木ながらとても素敵です。
ということで、何だか、小樽の桜の予習というか、復習みたいな投稿になってしまいましたが、今年は、平年より桜の開花が早いという予報も出ているようです。
桜の季節は短く、天気との兼ね合いもあって、なかなかタイミングよく見ることが難しいのですが、今年はどうでしょうかね。
写真：小梅太郎の「小樽日記」（掲載写真は昨年のものです）
（小梅太郎）
