細川たかしカップ

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スキーシーズンもほとんど終わりですね。小樽近郊のキロロやニセコの山は、五月の連休まで滑れるそうですが、小樽市内のスキー場は3月下旬でクローズとなりました。
今年の3月は暖かい日が多かったため、雪解けも早いようです。クロッカスが花をもう咲かせ、チューリップも芽を出しています。モノクロから色のある世界へ。心躍る春の到来です。

さて、朝里川温泉スキー場では、今シーズンの最後の週末に、「第4回細川たかしマスターズ・テクニカルカップ」並びに「第6回細川たかしワールドスキージュニア大会」が行われました。
これは、歌手の細川たかしさんが、スキースポーツ文化の振興を目指して設立した「NPO法人 細川たかしとワールドスキージュニア」が主催し、朝里川温泉スキー場で、毎年開催されています。子ども達にスキーの持つ魅力を伝えるため、そして、中高年の生涯スポーツとしてスキースポーツを積極的に楽しんでもらうために、この大会を開いているそうです。
ご存知の方も多いかと思いますが、細川さんは、真狩村出身でスキーの愛好家として有名です。大会には、細川さんも大会長として参加しています。

この大会は、滑りの美しさやスキー操作の技術を競う「基礎スキー」の大会です。「基礎スキー」は、オリンピック競技には入っていないので、あまり知られていないかもしれませんが、基礎スキー選手の頂点を決める「全日本スキー技術選手権大会」(略称で、「技術選」)は、DVDも売られているほどで、そこで活躍するスキーヤーは、ジュニアスキーヤーの憧れです。ちなみに、今年の技術選決勝には、アルペン競技でオリンピック4大会連続日本代表に選ばれ、去年アルペンスキーヤーを引退した皆川賢太郎さんも出ていました。結果は総合13位だったそうです。

朝里川温泉スキー場で、ジュニアの大会を見ましたが、未来のプロスキーヤーたちが躍動していました。スキーに詳しい夫に言わせると、「結構レベルが高い」そうです。
また来年も雪の季節が楽しみです。

(川)