倉庫群に巨大ツララ現る

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小樽も寒い毎日が続いてますが、冬の特徴的な風景のひとつに、屋根などから下がるツララがありますよね。

ツララは漢字で「氷柱」と書く通り、まさに氷の柱なわけですが、普段、私たちが何気なく目にしているこのツララも、雪のあまり降らない地域から来られた観光客の方々にしてみれば、かなり珍しい風景かもしれません。

だって、街の中の建物の屋根から氷の柱がたくさんぶら下がってるんですから。

昔に比べたら、あまり目にしなくなったかもしれませんが、建物の屋根から櫛にようにツララがぶら下がっている様子は、確かに雪の降る北国ならではですよね。

そのツララですが、こちらでは見慣れた風景とは言え、さすがにその大きさが巨大化すると、かなりのインパクトがあります。小樽の街中でもそのような巨大ツララを見られる場所があって、よく知られているのが、運河方面の倉庫群に現れるツララです。

私が知っているところでは、運河に架かる浅草橋を過ぎた先の右手に建つ、小樽市指定歴史的建造物にも指定されている大きな倉庫を利用した「小樽運河食堂(旧浪華倉庫)」にできるツララです。

実はここの巨大ツララは結構知られていて、見学するのを楽しみにしている方もいるとかいないとか。

運河の浅草橋側からは分からないのですが、運河とは反対側に建物をぐるりと回ってみると、そこには屋根から地上まで届く勢いで見事な巨大ツララが出来上がっていて、道路沿いにずらりと並ぶその光景は、かなりの迫力なんです。

さすがに軒下は通行止めになっていて、通ることはできませんので、全体を見るには反対側の歩道に渡らないとダメなのですが、その見事ともいえる巨大ツララの眺めは、小樽市民でもちょっとビックリするくらいだと思いますよ。

寒い中、わざわざツララを見に行くことはないかもしれませんが、もし機会があったら見てみてください。ただし、ここはとても車の多い通りなので、車や歩行者には十分に注意してくださいね。

写真:小梅太郎の「小樽日記」

(小梅太郎)

[追記]
申し訳ありません。2015年1月10日現在、小樽運河食堂のツララはできていませんでした。(小梅太郎)