苦くて甘いミルクプラント
花園にある小樽市民会館から少し歩いたところにミルクプラントがある。小樽の有名なアイスクリーム店の一つで、何と言ってもその豪快さが驚き。
ミルク・プラントに初めて行ったのは大学一年生のときの夏。当時から仲のいいやつがスイーツ好きで、いろんなスイーツ店に付きあわせられて、このミルク・プラントもその一つ。それまで二人ともそこには行ったことなかったから周辺ぐるぐる回って、坂でへたばりながらどこにお店があるのかを必死で探す。「どこー？」とか「まだー？」とか、お互いに愚痴り罵りあいながらも、そういう見つけるまでの過程がまた楽しかったり！夏だったから暑いのなんの、まあ、アイスが待ってると思えばそれもちょうどいい調味料なんだよね。
ついに到着。真っ白なお店「ミルク・プラント」の文字があるだけのシンプルな外観がもうすでにアイスって感じ！お店自体はこじんまりとしてるんだけど、アイスのメニューはそれとは対照的にいっぱい。「どうしよっかなー」って、二人とも優柔不断さを発揮して、なかなか決められないでいる。やっとのことでアイスを注文。ちょっとしてから、注文したアイスクリームをもらって二人とも大きさに「うひょー！」って感じで、こんなにいっぱい食えるかな？って二人顔を見合わせる。普段はお互いそんなに食べないのに、アイスやスイーツになったら別腹！太る！
店の外にある席に座って、気温の暑さとアイスの冷たさがちょうどいい感じで、でもやっぱり暑いなあ。俺たちがアイスを食べる早さよりも気温でアイスが解ける速さの方が勝っていて、「あわわわわ」って二人で手をベトベトにしながらなんとか平らげた。
何年か経って冬の今、久しぶりに来てみたら閉まっている。冬の間は営業していないらしい。さすがに極寒の中ではアイスは食べないのかな？でも冬の方が真っ白な外観が雪景色とちょうど合って、よりアイスクリーム屋さんって感じ。ちょっと食欲がそそられました。
（てりー）
