小樽運河を端から端まで歩いてみる
先日、観光客で賑わう浅草橋から、ひっそりと静かな北運河の端まで、全長1140mの小樽運河を改めてのんびりと歩いてきました。
小樽の観光スポットとして、真っ先に名前があがる小樽運河ですが、意外と端から端まで歩く物好きな人はいないかも、なんてことを思いながらの散歩でした(笑)
まず、浅草橋のちょっと手前に於古発川が流れ込んでいて、そこが運河の南端になります。そしてすぐに浅草橋があり、観光案内所がある浅草橋街園は、いつも記念撮影をする観光客で賑わっています。
実際、ここからの運河の眺めは、定番とはいえとても素敵ですよね。
次の中央橋までは、運河沿いの散策路を歩く観光客も多く見られるのですが、運河観光のメインはここまでで、中央橋を過ぎると人通りは急に少なくなります。ただ、この辺りはのどかな雰囲気で、散歩にはもってこいなんですよね。
次の竜宮橋までくると、左手には堂々とした歴史的建造物の旧大家倉庫、右手にはご存知、北海製罐の独特な建物が建っていて、この先が「北運河」と呼ばれるエリアですね。
北運河は幅が40mと昔のままで、かつての姿を残す風景と落ち着いた雰囲気は、ファンも多いようです。
この辺りは船がたくさん係留されていて、その船の横を歩きながら、途中、歴史的建造物の旧渋澤倉庫を眺めつつ北浜橋を過ぎると、そろそろ運河の北端が見えてきます。
運河終点近くには、今も艀があり、左手には運河公園、その奥には旧日本郵船(株)小樽支店の建物が見られ、運河の先には旧増田倉庫等、3棟並ぶ歴史的建造物も建ってますね。
そして、運河の北端に到着です。写真を撮りながら、ゆっくりと20分〜30分程度でしょうか。
実際はここまで足を伸ばす観光客や市民は少ないようですが、ここ北運河周辺は最近、観光スポットとしての可能性も含めて見直されてきているようです。
是非、今の趣のある雰囲気を残しつつ、ここまで皆さんが足を伸ばすようになればいいですね。
何だか今回は観光案内みたくなってしまいましたが、あらためて端から端まで歩いてみて、やっぱり小樽運河は魅力的でした(これが言いたかった)。
(小梅太郎)