小樽公園と市の花ツツジの話
ほぼ市の中心部に位置して、市街地からもさほど遠くない位置にある「小樽公園」は、花や緑が多く、花園グラウンドや体育館などの施設とともに、何かと小樽市民に関わりが深く、親しみのある公園ですよね。
その小樽公園は、季節の移り変わりとともに様々な表情を楽しむことができます。
長い冬が過ぎて、雪解けの後の5月上旬に桜で華やいでいた公園内は、続いて新緑に色づき始める木々とともに、5月から6月にかけてはツツジの花が公園内を彩ります。
どちらかというと、小樽公園では、桜よりツツジの方が知られているかもしれませんね。
というのも、昔はツツジの時期に合わせて、ここでは「つつじまつり」が開催されていたんですよね。
パレードなんかもやっていたように記憶していますが、残念ながら現在はつつじまつりは中止になっていて(確か2005年より中止)、心なしか公園内のツツジもちょっと寂しい感じに見えてしまいます。
元々小樽公園には、20種類、約7,000本のツツジが植えられていたそうですが、聞いた話では、それも随分と減少しているとか。
ところで知ってました?
ツツジは「小樽市の花」なんですよね。
小樽市のホームページによると、昭和43年5月28日に制定されたそうで、それもあって小樽公園のツツジはよく知られているんですよね。
公園内の見晴台と呼ばれる高台からは、ツツジの花とともに、遠くに小樽の街や港を見渡すことができます。
ちなみにここからの眺めは、季節ごとになかなかいい眺めを見せてくれるのでお気に入りです。
小樽公園では、ツツジの季節が終わると木々はさらに生い茂り、公園内はちょっとした森林浴を楽しめるような緑に囲まれ、散歩をしてても暑さをしのぐことのできる、憩いのスポットにもなりますね。
そうそう、現在、小樽市では小樽公園の再整備に取り組んでいるそうなので、いっそう綺麗で居心地の良い公園になるといいですね。
(小梅太郎)