スキー道具と流れ止めの思い出

ski_binding

冬の小樽といえば、やっぱりスキーの話題が欠かせませんよね。

小樽には、小樽天狗山スキー場、朝里川温泉スキー場、スノークルーズONZEといったスキー場がありますが、昔は斜面があればそこがスキー場でした。
小学校のスキー授業なんかも、学校近くの斜面で行われていたものです。

私の子供の頃はスキーがとても盛んで、加えてちょうどスキー道具が色々と急激に変化した時代でもあったんですよね。

例えば、一番最初のスキー板は単板でエッジは無し。
ビンディング(金具と呼んでました)はカンダハーというワイヤー式のものが主流で、ワイヤーをかかと部分に引っ掛けて前で止めるので、かかとが浮くんですよね。

その後、スキー板はすぐに合板からメタルスキーやグラスファィバー等が出てきて、金具もどんどん新しいものが出てきました。
スキーブーツも革からプラスチックへと変わっていった時期だと思います。
当時は新しい道具を揃えるのに、親も大変だったと思います(汗)

そして、個人的に思い出深いのが、スキー板の流れ防止用のストッパーの登場です。
それまでは、金具と足を「流れ止め」と呼ぶ、紐で固定する形でしたよね。

確か、ストッパーが出てきた頃の天狗山スキー場では、スキー板が外れた時に天狗山の急斜面では板が止まらないという理由で、ストッパー禁止だったと記憶しています(記憶違いだったらごめんなさい)。

おかげで、私はストッパーが主流になってからも、しばらくは紐の流れ止めを利用していて、他のスキー場で随分と珍しがられたものです。

今のスキー板の主流はカービングスキーで、長さが身長くらいの短いスキー板なんですよね。
子供の頃は、手を上げて、手のひらの下くらいの長さのスキー板がちょうどいいと言われて、早く長いスキーがはきたかったものです。

天狗山山頂には「小樽スキー資料館」があるので、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

(小梅太郎)